813系

 811系の後継となる車両で、JR九州では初のVVVFインバータ制御を採用。また、787系に引き続いて水戸岡氏がデザインしている。車体はステンレス製で、前頭部は鋼製。座席は転換クロスシート。台車はボルスタレスのDT401KとTR401K。主電動機はJR九州で最初の三相誘導電動機。駆動はTDカルダン、制動は電気指令式(発電併用)である。
 1994年3月に登場し、2007年までに246両が製造された。編成単位での新製配置はすべて南福岡だが、直方へ転出した車両もある。

  1994.3.1 営業運転開始
  2001.10.6 福北ゆたか線電化、100・200番台の14両が直方へ転属
  2015.3  1000番台の6両が直方へ転属
 
2023.4 2200番台:遠賀川-海老津間
新製車
 0番台 
 813系の1次車で、座席は転換クロスシート。2両編成が9本製造された。2003年に400番台中間車を組み込んで3両編成となっている。
 
2016.9 東郷駅
 100番台 
 813系の2-4次車で、扉寄りの座席が固定クロスシートになった。3両編成13本、2両編成6本が製造されている。2001年の福北ゆたか線電化時に、2両編成6本が転属。その後、500番台中間車を新製して3両編成となっている
 
1996.8 折尾駅 2019.3 都府楼南駅
 
2023.11 福北ゆたか線:原町-柚須間
 200番台(2200・3400番台) 
 813系の5-7次車で、経済性を重視したマイナーチェンジが行われたため番台が区分された。3両編成36本が製造され、813系の最大勢力となっている。2001年の福北ゆたか線電化時に、1編成のみ転属している。2021年から、輸送力向上のため一部座席撤去等の改造が行われ、2200番台への改番が行われている。また、ワンマン対応車は3400番台となっている。
   
2016.6 200番台:箱崎駅付近  2020.7 200番台福北ゆたか線:吉塚駅
 
2023.11 2200番台:水城-都府楼南間
 300番台(2300・3500番台) 
 2002年の列車衝突事故で3編成が廃車となったため、その代替として製造されたもの。3両編成3本で、廃車両から部品等が流用されている。こちらも、2021年から輸送力向上のため一部座席撤去等の改造が行われ、2300番台への改番が行われている。また、ワンマン対応車は3500番台となっている。
 
2020.7 笹原駅
 1000番台(3000番台) 
 2005年に、輸送力増強のため登場したもので、3両編成3本。制御機器がIGBT素子のインバータ制御となった。2015年に2本が福北ゆたか線へ転出している。一部座席撤去等の改造により、3000番台に改番されている。
 
2020.7 福北ゆたか線:吉塚駅
 1100番台(3100番台) 
 2007年に、輸送力増強のため登場したもので、前面行先表示器が大型化されたため番台区分された。3両編成15本が製造されている。一部座席撤去等の改造により、3100番台に改番されている。
   
2019.12 1100番台:ししぶ駅 2023.4 3100番台:高城-鶴崎間 
 番台 Mc
813
M
813
Tc
812
Tc
813
T
813
 前歴  登場  消滅  備考
0番台 9 9 新製 1994.1-3
100番台 19 19 13  〃 1995.1-96.3
200番台 36 36 36 1997.3-98.9
300番台 3 3 2003.2
400番台 8 2001.10-03.3
500番台 6 2001.9-10
1000番台 3 3 3 2005.3
1100番台 15 15 15 2007.2-09.9
車両配置表

1995 1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012 2015 2018 2020 2022
南福岡 18 153 177 154 180 198 225 225 219 219 219 219
直方 21 21 21 21 21 27 27 27 27