長江の河口域も、西安周辺や北京とともに、中国の歴史の中心となってきた地域である。紀元前の春秋時代には、呉が今の蘇州に都をおいており、三国時代以降は6つの王朝が今の南京を都としている。明の初期も南京が都であったが、その後は都が北京に移り、この地域は上海を中心とした商業の中心として発停している。

江蘇省
 蘇州古典園林(世界遺産)
 春秋時代の呉王が築いた都で、明・清の時代に造営された名園が多く残っている。拙政園は明代の16世紀はじめに整備された。また寒山寺は6世紀はじめの創建で、除夜の鐘で知られる。
2001.5 拙政園 2001.5
上海
 上海  
 中国一、世界でも有数の大都会だが、イギリス統治時代の建物が残る一角がある。夜景も美しい所だが、中央付近の建物が工事中だったためいい写真にならなかかった。
2001.5 外灘
安徽省
 宏村と西逓(世界遺産)  
 明・清の時代の古い民家がよく残る小さな集落。世界遺産に登録されるほどの所かどうかは疑問だが、黄山のすぐそばで、おまけで行ったわりには水に映る宏村の集落はなかなか美しく、得した気分である。ちょうどTBS世界遺産の撮影隊に出あった。 
2001.5 宏村 2001.5 宏村
2001.5 西逓

明・清王朝 -江南