碓氷峠の補機として開発されたもの。電車との協調運転装置を備え、重連で電車の横川側に連結された。車体は全長18,050mmで、軸配置はBo-Bo-Bo。台車はDT125・126。主電動機はMT52(1時間定格出力425kW)が6基。駆動は吊り掛け式、制御は電動カム軸式、制動はEL14-ASで、抑速ブレーキ、電磁吸着ブレーキなどを備えている。
 碓氷峠の区間が廃止となる1997年まで活躍した。人気の車両だけに、4両が動態保存されているほか、静態保存機も9両と多い。
○EF63-11・12・24・25 
 ゆかりの地にある碓氷峠鉄道文化むらで動態保存されている。廃線となった横川〜軽井沢間の線路の一部も残っていて、講習を受けて実際に運転を体験することができるようになっている。
2016.5 EF63-24 碓氷峠鉄道文化むら 2016.5 EF63-25 碓氷峠鉄道文化むら
○EF63-1・10・18 
 碓氷峠鉄道文化むらには、動態保存機以外にも3両の静態保存機がある。トップナンバーは登場時の茶色に戻されている。
2016.5 EF63-1 碓氷峠鉄道文化むら 2016.5 EF63-10 碓氷峠鉄道文化むら
○EF63-2 
 軽井沢駅舎記念館で保存されており、しなの鉄道のホームからもよく見える。
 
2017.2 軽井沢駅舎記念館
 形式 番号 両数  前歴  登場  消滅  備考
EF63 1-25 25 新製 1962.5-76.7 1998.9
車両配置表

1964 1968 1972 1975 1977 1980 1982 1985 1987 1990 1992 1995 1998
高崎 11
横川 13 19 21 23 23 23 23 23 21 21 21 21

EF63形