現在のチェコにあたるボヘミア地方はスラブ人が多く居住していたが、10世紀からはドイツ人の神聖ローマ帝国に属し、その下でボヘミア王を名乗っていた。16世紀からはハプスブルク家の支配下に入り、貴族もドイツ人に入れ替わってしまう。そのままオーストリア帝国の一部となり、1918年の第1次大戦終結により、ようやくチェコスロバキアとして独立した。 |
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プラハ | |
プラハ(世界遺産) | |
9世紀にはプラハ城が築かれて街の原型ができ、14世紀、ボヘミア王カレル1世が神聖ローマ帝国皇帝となったことにより急速に発展した。第2次世界大戦で大きな被害がなかったため、これだけの大都市が中世の雰囲気を残しているのである。 旧市街の中心は、旧市庁舎やティーン教会に囲まれた旧市街広場。旧市庁舎は1338年、聖ヴィータ教会は1365年に建てられ、700年の歴史を刻んでいる。旧市庁舎の仕掛け時計は見どころの1つになっているが、思ったよりあっけなかった。旧市庁舎の上に登ると、赤い屋根の街並みが一望できてすばらしかった。 |
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1992.8 旧市街広場 | 1992.8 シナゴーグ |
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1992.8 旧市庁舎より プラハ城 | 1992.8 旧市庁舎より ティーン教会 |
1357年につくられたカレル橋を渡ると、歴代の王が住んだプラハ城がある。城の中にはセイヴィータ教会があって、その大きさに圧倒された。塔の上から見る旧市街とブルタバ川の眺めも素晴らしかった。 | |
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1992.8 プラハ城 王宮 | 1992.8 聖ヴィータ教会 |
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1992.8 聖ヴィータ教会より | 1992.8 聖イジー教会 |
この街はブルタバ川にかかる橋が印象的だったので、残った時間で橋の写真を撮るポイントを探す。ベルヴェデーレ宮殿近くの公園から、橋が連なる美しい風景を眺めることができた。。 | |
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1992.8 ブルタバ川の橋 | |
☆世界遺産「プラハ歴史地区」 1992年登録 |
ボヘミア王国