デンマークは、ノルウェーとともにヴァイキング活動を活発に行い、1018年にはイギリスにまたがる北海帝国を成立させる。北海帝国はすぐに崩壊するが、16世紀までスカンジナビア半島の盟主となった。しかし16世紀以降は徐々に領土を減らし、現在に至っている。

 793年 ヴァイキング時代のはじまり
 1018年 カヌート大王がイングランド王兼デンマーク王となり、北海帝国成立
 1042年 北海帝国分裂
 1380年 ノルウェーとの同君連合成立
 1397年 スウェーデンとのカルマル同盟成立
 1523年 スウェーデン独立
 1645年 ブレムセブルー条約、スウェーデンに敗れる
 1814年 ノルウェーをスウェーデンに割譲
 1849年 立憲君主制に移行

デンマーク
 コペンハーゲン  
 コペンハーゲンは、長い間小さな漁村に過ぎなかったが、17世紀頃から急速に発展した。歴代の宮殿が街のあちこちにある。
 まずはアマリエンボー宮殿。1749年以来デンマーク王室の居城となっており、衛兵交代を見ることができた。続くローゼンボー宮殿は、1617年に建てられたものである。
1992.8 アマリエンボー宮殿 1992.8 ローゼンボー宮殿
 クリスチャンボー宮殿は、1167年アブサロン司教によって築かれ、コペンハーゲンの街の基礎となった城。1794年に焼失し、20世紀になってから改修されている。
1992.8 1992.8 クリスチャンボー宮殿
 クロンボー城(世界遺産)
 コペンハーゲン市内だけでは時間が余ったので、列車で50分のヘルシンゲルへ。ここにはハムレットの舞台として有名なクロンボー城がある。最初は1585年に建てられ、2度の破壊と改修をへて現在の姿になったもので、嵐が似合いそうな雰囲気である。海の向こうにはスウェーデン側がよく見えていた。
1992.8
 ☆世界遺産「クロンボー城」 2000年登録

デンマーク王国