DF200形

 DD51形による重連運転の解消と老朽化した車両の置き換えを目的として、JR貨物が初めて開発したディーゼル機関車。幹線向けのディーゼル機関車は、DD51形以来30年ぶりの新形式ということになる。従来の液体式ではなく、エンジンで発電機を動かすディーゼル・エレクトリック方式が採用された。車体は全長19,600mmの箱形。軸配置はBo-Bo-Bo。機関は、0番台はドイツの12V396(出力1700ps)、50番台以降はコマツのSDA12V170-1(出力1800ps)が2基。発電機はFDM301が2基。主電動機はFMT100(1時間定格出力320kW)が6基である。最高運転速度は110km/h。JR九州も、豪華列車「ななつ星」牽引用として7000番台を製造している。
 
2022.9 稀府〜黄金間
 0番台
 試作車から、前面デザインが変更されている。9号機まではスカートが赤色で、10号機から灰色。ただし、赤色に変更されたものもある。
   
2017.9 新札幌駅 2019.2 大中山駅
 50・100番台
 外観は0番台とほぼ同じだが、50番台は機関の変更、100番台は制御装置の変更が行われている。いずれも北海道内で活躍している。
   
 2021.9 50番台:庶路駅  2024.2 50番台:長都駅
 
 2022.9 100番台:恵庭〜恵み野間
 200番台
 100番台を関西本線に転用するにあたって、防音強化の改造を行ったもの。2016年から関西本線で運用されている。
 
2019.7 四日市駅
 7000番台
 豪華列車「ななつ星」牽引用のディーゼル機関車。JR貨物のDF200形と同型で、1両のみ製造されている。
 
 2016.6有佐駅  2017.3 隼人駅
 形式 番号 両数  前歴  登場  消滅  備考
DF200 901 1 新製 1992.4
1-12 12 1994.9-98.3
51-63 13 1999.12-04.1
101-123  23 2005.8-11.11
223ほか 8 100番台 2016.8-20.6
7001 1 新製 2013.7
車両配置表

1995 1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012 2015 2018 2020
鷲別 4 12 16 22 26 36 40 49
五稜郭 48 46 42
愛知 2 6
大分 1 1 1