DE15形

 DE10形をベースにしたラッセル式除雪車。ラッセルヘッドを取り外すと、DE10形とほぼ同じものになり、冬季以外は入換やローカル輸送などに使用されている。複線型両頭車の全長は30,860mmで、機関車単独ではDE10形と同じ14,150mm。軸配置はAAA-B。機関もDE10形と同じで、0番台はDML61ZA(出力1250ps)、1000番台以降はDML61ZB(出力1350ps)である。
2021.8 富良野・美瑛ノロッコ号:富良野〜学田駅間
 0番台
 最初に登場したグループで、DE10形0番台と同タイプ。僅か6両のみの製造であった。
 1000番台
 DE10形1000番台と同様の出力増強使用で、客車暖房用のSGを搭載している。基本は複線形で、単線形として登場したものは2050番台に改番された。
 
2016.10 金沢駅
 1500番台
 1000番台のSGを省略したもの。こちらも基本は複線形で、単線形として登場したものは2550番台に改番された。ノロッコ号などの牽引期になっている車両もある。
 
2021.11 高岡駅  2016.2 苗穂
 
2016.7 富良野美瑛ノロッコ:学田駅付近 2021.8 富良野美瑛ノロッコ:富良野〜学田間
 2000・2500番台
 単線形のラッセル式除雪車で、2000番台はSGあり、2500番台はSGなし。「奥出雲おろち」号の牽引機にもなっている。
  
 2017.6 奥出雲おろち:出雲三成駅
 形式 番号 両数  前歴  登場  消滅  備考
DE15 1-6 6 新製 1967.12-69.12 2013.11
1001-1006 6 1971.12-73.11 2015.3
1501-1546 46 1970.11-81.8  
2051-2053 3 0番台 1976.2-79.11 2018.10
2501-2527 27 新製 1977.8-81.7
2555-2567 5 1500番台 1977
車両配置表
  
1987 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020
JR北 36 30 24 22 19 17 17 12
JR東 33 33 33 27 22 3 2 1
JR東海 2 2 2 2 2 2
JR西 13 13 12 12 11 11 9 4