モロッコ
 アイト・ベン・ハドゥ(世界遺産)
 モロッコの内陸部、アトラス山脈の南側には、ベルベル人の「カスバ」と「クサル」が数多く残っている。カスバは日本の城のようなもので、単独の砦や要塞。クサルは村全体が要塞化された所である。そのクサルの代表格がアイト・ベン・ハドゥ。その美しさから、多くの映画の舞台となっている。現在は5〜6世帯しか住んでおらず、土産物屋街のようになっていてやや興ざめだった。
2016.9 アイト・ベン・ハドゥ全景
2016.9 アイト・ベン・ハドゥ 2016.9 アイト・ベン・ハドゥ上部より
 ☆世界遺産「アイト・ベン・ハドゥの集落」  1987年登録
 ワルザザード
 「カスバ」の中で規模が大きいのは、ワルザザードの市街地にあるタウリルトのカスバである。観光コースには入っていなかったが、ホテルから歩いて行かれたので朝の散歩で訪れた。入ることができるのはごく一部だが、複雑な構造で迷子になりそうだった。
2016.9 タウリルトのカスバ 2016.9 タウリルトのカスバ内部
リビア
 ガダミス(世界遺産)
 チュニジア・アルジェリア国境付近にある砂漠のオアシス。家々はすべて一体となっており、建物の中に道がある迷路のような不思議な町である。建物の保存のために、住民は新市街へ移り住んでしまったようで、廃墟のような雰囲気は寂しい。
2003.9 2003.9
 ☆世界遺産「ガダミスの旧市街」  1986年登録
 ナールート
 トリポリの南にある廃墟の町。とくに観光地というわけではないが、洞窟が集まったような風景は興味深いところだった。
2003.9
チュニジア
 マトマタ  タメルザ
 砂漠の民、ベルベル人の集落で、砂漠の中にぽっかりあいたクレーターのような住居は何とも不思議な雰囲気である。現在も人が住んでいて、内部を案内してもらえた。  アルジェリア国境近く。理由はよくわからないが近年放棄されたようで、遺跡のようになった廃墟の街があった。
2002.9 2002.9

ベルベル人の街