アイスランドはその名の通り氷の国で、いくつもの氷河がある。そして氷河から溶け出した水による豪快な滝が、大きな見所となっている。
 
氷河
 ヴァトナ氷河(世界遺産)  
 アイスランド最大の氷河で、面積は8,300ku。世界でも、南極とグリーンランドの氷床に次ぐ3番目の規模と言われる。一般的な氷河のイメージとは異なり、カルデラや丘の上に氷が厚く積もっていて、そこから四方八方に氷が流れ出している。流れ出ている所は氷舌と呼ばれている。
 ヴァトナ氷河はアイスランド南部の海岸近くにあるので、バスで海岸沿いを走ると氷舌をいくつも見ることができる。その1つ、スヴィーナフェル氷河の先端を見に行ったが、奥の方が見えないので氷河らしくなかった。
2018.9 スヴィーナフェル氷河 2018.9 バス車窓から見た氷舌
 ヨークルスアゥロン氷河湖は、氷河の先端で溶けた水がたまったもの。海とつながっていて、満潮時には海水が逆流するので真水ではない。ここは水陸両用車で遊覧したが、天気が悪かったこともあってあまり印象に残っていない。
2018.9 ヨークルスアゥロン氷河湖 2018.9 ヨークルスアゥロン氷河湖
 ☆世界遺産「ヴァトナヨークトル国立公園」 2019年登録
 ラング氷河  
 ラング氷河はアイスランドで2番目の規模だが、ヴァトナ氷河の10分の1程度。ここでは、「インサイド・ザ・グレーシャー」という氷のトンネルに入るアトラクションがある。しかし、やはり人工のトンネルでは面白くなかった。
2018.9 ラング氷河 2018.9 氷のトンネル内
 グトルフォス  
 世界遺産シングヴェトリルの近くにある滝。2段になっていて、下の段から水煙があがるので遊歩道を歩いているだけでもかなり濡れた。
2018.9 2018.9
 セリャランスフォス  
 別名「裏見の滝」。滝つぼの後ろを一周することができるので、滝の向こうに平原が見えるという不思議な風景が楽しめる。滝の裏ではあまり濡れないが、滝の横を通るときにかなり濡れた。
2018.9 2018.9
 スコウガ  
 落差62mで、姿に特徴はあまり無い。滝の右側の斜面を登って上から眺められるというので、走るように登ってみたが、滝の最上部が何とか見える程度だった。
2018.9
 スヴァルティフォス  
 ヴァトナ氷河国立公園の中にある滝で、左右に柱状節理の岩があるのでとても絵になる。ここまでは1時間ほどのハイキングで、花やブルーベリーの紅葉を楽しんだ。
2018.9
 デティフォス  
 幅が100mあり、ヨーロッパで最大級の水量と言われる。アイスランドの北部にあるので、ヴァトナ氷河からかなり離れているが、ここもヴァトナ氷河の水が流れてきている。
2018.9 2018.9
 ゴーザフォス  
 こちらもアイスランド北部にある滝で、「神々の滝」という名をもつ。落差は無いが、扇形に広がっていて美しい。
2018.9
 フロインフォッサル  
 ラング氷河へ行く途中にあった滝。ガイドブックなどにはほとんど載っていないのであまり期待していなかったが、他の滝と違って繊細で趣がある。ちょうど周辺の草も色づいていて印象的だった。
2018.9

アイスランドの湖水