伊豆半島は、プレートの動きによって、約100万年前に本州と衝突したと考えらる。約60万年前には天城山などの火山が誕生。伊豆半島の根元にある箱根山も、約40万年前に活動を開始した火山で、約18万年前にカルデラが誕生。約5万年前からカルデラの中に駒ヶ岳などの中央火口丘が形成されている。記録に残る大規模噴火は無いが、2015年にも小規模な水蒸気噴火が発生している。

箱根山
 箱根は、空から見ると、外輪山、カルデラ、中央火口丘がはっきりわかる。中央火口丘にあるのが最高峰の神山と駒ヶ岳、外輪山には金時山、明神ヶ岳、大観山などがある。そして、カルデラの底には芦ノ湖が見えている。
2015.1 飛行機より 左奥は富士山
 神山(1438)、駒ケ岳(1327)
 駒ケ岳は、最近ケーブルカーが廃止されてしまったが、それでもロープウェイで山頂近くまで登ることができる。旧東海道を歩いた際、あまりにも天気が良かったので予定を変更してロープウェイに乗ったが、さすがに3月の山頂は凍えるような寒さで、すぐ建物の中に引き返してしまった。 
1994.9 湖尻峠より
左が神山、右は駒ヶ岳
2006.3 箱根峠より
伊豆半島
 天城山(万三郎岳、1406、百名山)
 天城山は、伊豆半島の中央・天城峠の東側にあり、万三郎岳と万次郎岳の2つのピークがある。登山は最短ルートで2時間半ほど。天城峠から縦走することもできる。伊豆は何度も行っているが、まだ伊豆半島で天城山を見ていない。
2023.1 三保松原より
左端が天城山だと思われる
2003.12 十国峠より
中央奥に浮かんでいるようなのが天城山
 達磨山(982)
 伊豆半島の北西部にある山。古い時代の火山で、浸食が進んでいる。山頂のすぐそばを西伊豆スカイラインが通っている。 
2023.1 三保松原より
伊豆諸島
 三原山(758)
 伊豆大島にある活火山。近世になってもたびたび噴火しており、1986年の噴火では島の住民全員の避難が行われた。熱海や伊豆半島からよく見える山である。 
2023.1 熱海より

伊豆・箱根