城下町・棚倉や周辺の炭鉱と、東北本線を結ぶ目的で計画されたもの。1932年に国鉄水郡南線が棚倉まで乗り入れると、貨物輸送のほとんどを奪われ経営状況が悪化する。そして、国に買収を要請して1941年に国有化されるが、僅か3年後に不要不急路線として休止した。戦後、鉄道としての復活は断念され、ほとんどの区間がバス専用道路になっている。

  1916.10.8  白棚鉄道白河町(現白河)〜金沢内間開業
  1916.11.29  金沢内〜磐城棚倉間開業により全通
  1941.5.1   買収、国有化
  1944.12.11  休止 
廃線跡
 白河-磐城棚倉23.3km
 多くの区間は今もバス専用道路で、国鉄の休止路線だったという経緯からJRバスが運行している。鉄道敷の幅とあまり変わっていないので雰囲気がいいが、残念ながら歩いてはいけない。金山町から金沢内までは、国道に吸収されてしまっている。
2015.7 古関〜番沢間@ 2015.7  古関〜番沢間A
2015.7 番沢駅跡B 2015.7 金沢内駅跡C
 金沢内から先のバス専用道路は、現在は使われていない。廃道のようになっていて、歩いてもよさそうだったので、廃線跡歩きを楽しんだ。
2015.7 金沢内〜磐城棚倉間D 2015.7 金沢内〜磐城棚倉間E
2015.7 金沢内〜磐城棚倉間E 2015.7 金沢内〜磐城棚倉間F
 

白棚線