国鉄伊田線、糸田線、田川線の3路線を引き継いだ第三セクター。平成元年に設立されたため、社名に「平成」を付けて話題となった。2009年からは、廃線跡を活用した観光鉄道「門司港レトロ観光線」の運行主体にもなっている。
 
2018.9 400形:南直方御殿口〜あかぢ間
一般車
 100・200・300形
 平成筑豊鉄道開業時に導入されたもので、富士重工業のLE-DC.。100形は車体長16mのセミクロスシート、200形は車体長18mのセミクロスシート、300形は車体長18mのロングシートとなっている。400形への置き換えが進み、2010年12月に営業運転を終了した。304が金田駅で保存されている。また、2両はミャンマー国鉄に譲渡された。
 
2003.3 勾金駅 2009.2 油須原駅
 
2016.6 304:金田駅
 形式 番号 両数  前歴  登場  消滅  備考
100形 101-109 9 新造 1989.10 2010.3
200形 201-203 3 新造 1989.10 2009.11
300形 301-304 4 新造 1989.10-91.10 2010.12
 400・500形
 100・200・300形を置き換えるために登場した、新潟トランシス製の18m級NDCシリーズ。400形はセミクロスシートの一般車で、500形はレトロ調・転換クロスシートのイベント車である。2007年4月に営業運転を開始している。401と402は、2019年2月から観光列車「ことこと列車」となった。
 
2018.9 400形:あかぢ駅 2016.6 500形:金田駅
 形式 番号 両数  前歴  登場  消滅  備考
400形 401-412 12 新造 2007.3-10.12
500形 501 1 新造 2008.2
門司港レトロ観光線
 廃線となっていた、JR貨物の門司港〜外浜間と北九州市の田野浦公共臨港鉄道を利用して、観光鉄道としたもの。北九州市が第3種事業者、平成筑豊鉄道が2種事業者となっている。機関車は、南阿蘇鉄道でトロッコ列車「ゆうすげ号」に使用されていたもの。また、客車は島原鉄道で「島鉄ハッピートレイン」として使用されていたものである。
   
2016.8 DB10形 2016.8 7000形 
 形式 番号 両数  前歴  登場  消滅  備考
DB10形 101-102 2 南阿蘇DB101-102 2009.4
7000形 701-702 2 島原トラ701-702 2009.4  
形式別車両数
種類 形式 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020  備考
DC 100形 9 9 9 9
200形 3 3 3 3
300形 2 4 4 4 2
  400形 11 12 12  
  500形 1 1 1  
DL DB10形 2 2 2  
PC 7000形 2 2 2  
年表

  1989.4.26 平成筑豊鉄道設立
  1989.10.1 伊田線:直方〜田川伊田間16.1km、糸田線:金田〜田川後藤寺
       間6.8km、田川線:行橋〜田川伊田間26.3kmを引継ぎ開業
  2009.4.26  門司港レトロ観光線:九州鉄道記念館〜関門海峡めかり間2.1km開業
         (3種事業者は北九州市)

平成筑豊鉄道