ヒマラヤ山脈の中でも、クーンブ山群は世界最高峰サガルマータを含め8000mが連なる本当の世界の屋根。なお、英名のエベレストや中国名のチョモランマという名がよく知られているが、ネパールから見たので現地語のサガルマータと呼んでいる。 |
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クーンブ山群(世界遺産) | |
サガルマータ(8488、世界百名山、世界遺産) | |
ネパールに来たからには世界最高峰を見たい、と思っても、地上からみるためには何日かトレッキングしなければならず、今回は遊覧飛行が唯一のチャンスである。滞在最終日で、それまでカトマンドゥは午前中いつも霧に包まれたため気を揉んだが、思ったより早く霧が晴れて飛び立った。ヒマラヤの山並みは雄大で大満足であったが、残念ながらサガルマータだけは中央奥の雲の中に隠れていた。やはり見たければエベレスト街道を歩いて来いということなのだろうか。なお、右奥のマカルーは遠くからでもよく見えている。 | |
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2004.1 飛行機上より | |
マカルー(8463、世界百名山) | アマダブラム(6848、世界百名山)、チャムラン(7319、世界百名山) |
マカルーは世界第5位の高峰で、今回山頂まではっきり見えた山の中では最高峰。堂々とした美しい形をしていて、やはり格が違うという感じである。 | いちばん上と同じ写真だが、中央のマカルーの左にアマダブラム、右にチャムランが見えている。グーグルアースと写真を見比べて、ようやく名前がわかってきた。 |
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2004.1 飛行機上より | 2004.1 飛行機上より |
チョー・オュー(8201、世界百名山) | |
右奥の白い山がチョー・オユー。チベットの最高峰で、世界の8000m峰の中で最も登りやすいと言われる。今回はあまり接近しなかったが、真っ白いのでよく目立っていた。手前はロールワリン山群で名前は確認できていない。左の山はヌンブール。 | サガルマータ付近から撮った写真で、名前はわからないが、7000m峰の1つや2つはあるのではないだろうか。中央やや右奥がチョー・オユーのような気がするが、そうだとすると右端はギャチュンカンになる。 |
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2004.1 飛行機上より | 2004.1 飛行機上より サガルマータのやや西の山々 |
ローツェ(8516、世界百名山)、ヌプツェ(7855)、プモ・リ(7161、世界百名山) | |
サガルマータに最も近づいた時で、雲に半分隠れている山がサガルマータの前衛となるヌプツェ、その右奥がローツェになる。そして左端はプモ・リ、中央の谷がエベレストBCやカラ・パタールに続く。 | |
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2004.1 飛行機上より | |
☆世界遺産「サガルマータ国立公園」 1979年登録 | |
カンチェンジュンガ山群 | |
カンチェンジュンガ(8586、世界百名山) | |
クーンブ山群のはるか東にある、世界第3位の高峰。飛行機の操縦席に入ると正面いっぱいに広がって見事だったが、遠いためピークがどこにあるかわからなかった。 | |
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2004.1 飛行機上より | |
ロールワリン山群 | |
ガウリサンカール(7134、世界百名山) メンルン・ツェ(7181、世界百名山) ピクフェラゴ(6730) |
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ガウリサンカールとメンルン・ツェは、高さはそれほどでもないが、クーンブ山群の手前に位置し、それぞれ特徴ある荒々しい姿のため地上からも遊覧飛行でも印象によく残った。 ナガルコットはサガルマータも見えると言われているが、丘の中でもかなり高いところまで登らなければ見えないらしい。はっきりとした形はわからなくても、頭だけでも見えないかと目を凝らしたら、チョブツェの左に僅かな黒い点を発見。今回は遊覧飛行では見えなかったので、この時世界最高峰を見たということにしておこうと思う。 |
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2004.1 飛行機上より 左の岩山がガウリサンカール、右の雪山がメンルン・ツェ。 |
2004.1 ナガルコットより 左端にガウリサンカールとメンルン・ツェが並んでおり、右端にヌンブールとピクフェラゴ、中央付近にはチョブツェ(6660)、タカルゴ(6782)がある |
ヌンブール(6957) | |
ロールワリンの山々はどれも行くまでは知らなかった山で、帰国してから写真と地図を何度も見比べてようやく名前が特定できた。他にも特徴ある山が多くあったが、飛行機からでは撮影ポイントもわからず、この時だけはビデオが欲しくなった。 | |
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2004.1 飛行機上より 左の山がヌンブール |
2004.1 飛行機上より ヌンブールの近くに合った山 |
ヒマラヤ−クーンブ・ロールワリン山群