ランタン山群、ジュガール山群、ガネッシュ山群は、いずれもカトマンズ盆地を取り囲むような位置にある。8000m峰こそあまりないが、カトマンズの街からこれほどヒマラヤの山が見られるとは思っていなかった。

ランタン山群
 ランタンリルン(7234、世界百名山)、シシャ・パンマ(8013、世界百名山)
 本来はナガルコットに1泊するはずであったが、前日大渋滞にはまってカトマンドゥに泊まることになり、早朝日の出を見るためだけに移動した。到着した時は一面濃い霧で無駄足かと思われたが、日の出直前になって嘘のように霧が晴れ、朝日を浴びたヒマラヤが目の前に表れた時は感動であった。中でもひときわ美しかったのがランタンリルンである。この15分後にはまた霧に包まれたので、ほんの一時の眺めだった。
 2004.1 ナガルコットより
中央の白い山がランタンリルン
2004.1 飛行機上より
中央右がチベット領内のシシャ・パンマ、左の山はランタンリルン
ジュガール山群
 ガンチェンポ(6397)、ドルジェ・ラクパ(6966、世界百名山)
 プルビチャチュ(6721)
 ジュガール山群はカトマンドゥの空港で最初に迎えてくれたヒマラヤの山で、ホテルの屋上からは日が沈む直前に一瞬だけ赤く染まった。ナガルコットでは逆に朝陽を浴びて輝いていた。
2003.12 カトマンドゥ市内より
左にドルジェ・ラクパ、右がプルビチャチュ
2004.1 ナガルコットより
左にガンチェンポ、中央にドルジェ・ラクパ、右にプルビチャチュが並ぶ
ガネッシュ山群
 ガネッシュT峰(7429)
 ガネッシュもカトマンドゥ市街から多少は見えるが、チトワンから戻る途中の峠道で、ちょうど夕陽に染まった山並みを見て喜んだ。左からW峰、U峰、T峰、X峰、Z峰と連なっている。ここまではよかったが、この後3時間以上渋滞にはまり、ナガルコット泊をあきらめることになる。ちなみに渋滞の原因はというと、峠道のあちこちでトラックなどが道をふさぐように立往生したもので、ネパールの道路事情はこれまで行った国で最も悪く感じた。
2004.1 カトマンズ盆地西側の峠より
左からW峰、U峰、T峰、X峰、Z峰と連なる
2003.12 飛行機上より

ヒマラヤ−ランタン・ジュガール山群