アンナプルナ山群は、ネパール随一の観光地であるポカラの目の前にあるため、ヒマラヤの中でも最も訪れやすい。手軽なハイキングコースも数多くあった。

アンナプルナ山群
 アンナプルナT峰(8091、世界百名山)
 アンナプルナやマチャプチャレの山々を望むポカラは、カトマンドゥからの移動こそ霧で遅れたが、到着してからはずっと快晴に恵まれた。2004年の初日の出はサランコットの丘で、バスが到着する前に明るくなってきたので気を揉んだが、降りて15分ほどの展望台から、ヒマラヤに陽が射す瞬間を見ることができた。そしてその後、丘の上まで30分ほど登ると、さらに高度感のある景色をながめた。
<駐車場6:40-6:50サランコット展望台-7:45サランコットの丘8:25-9:00駐車場>
 2004.1 サランコット展望台より
左がアンナプルナサウスとT峰、右はマチャプチャレ
 2004.1 サランコット展望台より 2004.1 サランコット展望台より
初日の出
 マチャプチャレ(6998、世界百名山)
 マチャプチャレは、マッターホルンに似たポカラのシンボルの山であり、信仰の山でもある。どこから見ても美しく、また絵になる。名の由来は魚の尻尾という意味で、左のサランコットの写真ではわからないが、右の写真では山頂が尻尾のように分かれていることがよくわかる。
 ポカラへの飛行機が遅れたので、すぐバスに乗ってルムレまで1時間ほど移動した。そこから集落や棚田の広がる田園地帯をハイキングすると、突然目の前にマチャプチャレやアンナプルナの山々が広がった。そこまでは何も見えないので、なかなか劇的で興奮したものである。
<ルムレ15:00-15:45チャンドラコット16:15-17:00ルムレ>
2004.1 サランコットの丘より 2003.12 チャンドラコットより
 アンナプルナU峰(7937、世界百名山)
 中央がアンナプルナU峰、すぐ左がW峰、右側はラムジュン(6966)。左端の山はマチャプチャレである。  ルムレからの帰りに偶然見かけた光景。大晦日の夕陽を浴びて赤く染まっている。
2004.1 サランコットの丘より 2003.12 ノーダラ付近より
 アンナプルナサウス(7219)
 朝陽が最初にあたったところである。  中央がアンナプルナサウス、右にヒウンチュリがある。いちばん上のサランコットからとは違う山に見える。
2003.12 サランコット展望台より 2003.12 チャンドラコットより
マナスル山群
 マナスル(8163、世界百名山)、ピーク29(7871)
 ヒマルチュリ(7893、世界百名山)
 マナスル三山は、いずれも日本人が初登頂をはたしたことで知られる、馴染みの深い山である。サランコットからでは一部しか見ることができないが、見られるとは思っていなかったので大満足である。
2003.12 飛行機上より
左がマナスルとピーク29、右がヒマルチュリ。
2004.1 サランコットの丘より
左からマナスル、ピーク29、ヒマルチュリ。
ダウラギリ山群
 ダウラギリT峰(8167、世界百名山)
 ダウラギリ山群は、アンナプルナ山群のさらに奥にある。遠いため見られるかどうか自信がなかったが、快晴のためとても近くに感じられた。
2004.1 サランコットの丘より

ヒマラヤ−アンナプルナ山群