1966年に手柄山で開催された姫路大博覧会へのアクセス路線として計画されたもの。しかし開業は4月6日の博覧会開幕に間に合わず、さらに博覧会終了後は利用者数が目標の4〜5分の1にとどまって、開業から僅か8年弱で休止となった。日本で初めて廃止されたモノレールである。

  1966.5.17 姫路〜手柄山間1.6km開業
  1974.4.11 休止
  1979.1.26 廃止 
 姫路〜手柄山1.6km
  この時は、モノレールの遺構がまだ残っていることを知らずに訪れたので、空高くそびえる軌道を見て驚いた。この写真の近くにあった大将軍駅跡のビルは、この時はまだ残っていたが、2016年に解体されている。 
2008.6 大将軍-手柄山間A
 2度目の訪問は、1.6kmしかないので全区間を歩いた。姫路駅周辺では、雑居ビルからモノレールの橋脚が突き出していて異様な風景である。 
2017.11 姫路〜大将軍間@
 手柄山の手前では、川沿いにモノレールの軌道が、時々途切れながら続く。蔦が絡まって、廃線跡という雰囲気が出ている。 
 
2017.11 大将軍〜手柄山間B 2017.11 大将軍〜手柄山間C
 手柄山駅は、建物ごと残されている。当時の車両も保存されており、休止から40年以上経過したとは思えない。 
2017.11 手柄山駅跡D

姫路市