新車製造のコストを抑えるため、急行型電車の電装品や台車を利用して登場した近郊型電車。交直流電車が413系、交流電車が717系である。車体は417系とほぼ同じで、鋼製の20m級2扉。座席は製クロスシート。主電動機はMT54(1時間定格出力120kW)、制御は電動カム軸式である。また、再利用品などで新製時から冷房化されている。
413系
 全車金沢地区に投入。455系700番台の先頭車を加えて、3両編成11本の33両となっている。2021年3月に運用を終えた。
 北陸新幹線開業時に15両があいの風とやま鉄道へ譲渡され、2021年の運用終了後には3両がクハ455とともにえちごトキめき鉄道へ譲渡された。

  1986.3     金沢運転所に配置
  1988.2-89.12 新北陸色へ変更
  2012.1     青色への変更始まる
  2014.7-16.4  あかね色へ変更
  2021.3.13   営業運転終了
 2015.2 新北陸色:富山駅付近 2018.2 あかね色:金沢駅
 
左:413系旧北陸色、右:717系東北色 
 番号  Mc
413
M
412
Tc
412
 前歴  登場  消滅 備考
1-10 10 10 9 471系
473系
1986.3-89.11  
101 1 1
717系
 0・100番台は3両編成で東北地区、200・900番台は2両編成で九州地区に投入。国鉄時代末期に登場し、JR発足後も増備されている。九州地区では当初大分と鹿児島地区に分けて配置されたが、最後は16両全車が鹿児島に集結していた。2013年3月に定期運用が消滅している。
 
717系0番台
 番号  Mc
716
 Mc
717
M
716
Tc
716
 前歴  登場  消滅 備考
1-5 5 5 5 451系
453系
1986.3-88.4 2008.8 東北地区向け
6-10 5
101-105 5 5
201-207 7 7 457系
475系
1986.11-95.3 2014.9 九州地区向け
901 1 1
車両配置表
413系
1987 1990 1992 1995 1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012 2015 2018 2020 2022
金沢 23 31 31 31 31 31 31 31 31 31 31 16 16 16 10
717系
1987 1990 1992 1995 1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012
仙台 24 30 30 30 30 30 30 30 3
鹿児島 2 8 8 10 10 14 14 14 16 16 12
大分 6 6 6 6 6 2 2
熊本 2

413・717系