ウシ亜目には、ウシ以外にもシカ、マメジカ、プロングホーン、キリンなど多くの科が含まれていて、素人目には関連性がわからない。ここではウシ科以外をまとめている。

シカ科
 エゾシカはニホンジカの亜種で北海道のみに生息する。数は多いようで、知床では道路脇にも時々姿を見せていた。 
 エゾシカ(ニホンジカ)
  1998.10 知床 2006.2 知床
 ホンシュウジカ(ニホンジカ)
 こちらもニホンジカの亜種で本州の固有。ちなみにニホンジカ自体は日本だけでなく朝鮮半島や中国、ロシアなど広く分布しているらしい。写真のものはメスなのか角が無いので物足りない。 
2003.11 大台ケ原 2014.12 東大寺
 ヤクシカ(ニホンジカ)
 ヤクシカもニホンジカの亜種で、屋久島と沖永良部島のみに生息する。3度目の屋久島でようやく見ることができた。 
2015.12 屋久島  
 アメリカアカシカ  パンパスジカ?
 地元ではエルクと呼ばれるが、これはヨーロッパのエルク(ヘラジカ)と混同されたためらしい。バスの車窓から見ただけだが、立派な角は見ごたえがあった。  パンタナールのロッジの近くで見かけたもの。このあたりにいるのはパンパスジカかヌマジカだと思うが、若いのか角が短いこともあって自信が持てない。 
  1997.6 カナダ、バンフ付近 2004.9 ブラジル、北パンタナール
キリン科
 キリン
 言わずと知れた最も背の高い動物で、アフリカ中部以南に生息する。種はキリンのみだが、亜種は10前後あり、一般的なのはマサイキリンとアミメキリン。下の3枚はすべてマサイキリンと思われる。
 初めてサファリをしたチョベではキリンを見られなかったのだが、タンザニアでは到着してマニヤラ湖の国立公園に到着する前に、はやくもキリンとご対面。セレンゲティでは群れに何度か遭遇して、ロッジの部屋からも見えてしまった。右下の写真は、見にくいが子供がついてきている。
  2013.4 タンザニア、セレンゲティ
  2013.4 タンザニア、セレンゲティ 2013.5 ケニア、アンボセリ
 ナイロビには、ジラフセンターというキリンに餌やりできる施設がある。人に慣れているので、長い舌を伸ばして手の上からどんどん餌を奪っていった。キリンの下は予想以上に固くざらざらしていた。
  2013.5 ケニア、ジラフセンター
 ナミビアのエトーシャ国立公園に住むのはケープキリン。アンゴラキリンと分類されることもある。公園内では、遠くに頭だけが見えただけだったが、公園を離れて1時間以上移動した道路わきで、5頭の親子と出会うことができた。
  2018.5 ナミビア

哺乳類 鯨偶蹄目-ウシ亜目 その他の科