80km以上の長大路線で、その大半は胆振鉄道と胆振縦貫鉄道によって建設された。国鉄末期の輸送密度は508人、収支係数2432であった。

  1919.11.15 倶知安〜京極間開業(20.7.15脇方まで延伸)
  1928.10.21 胆振鉄道京極〜喜茂別間開業
  1940.12.15 胆振縦貫鉄道伊達紋別〜徳舜別間開業
  1941.9.27  胆振縦貫鉄道が胆振鉄道を合併(41.10.12徳舜別〜喜茂別間開業し接続する)
  1944.7.1   胆振縦貫鉄道を買収、胆振線伊達紋別〜倶知安、京極〜脇方間となる
  1970.11.1  京極〜脇方間廃止
  1984.6.22  第2次特定地方交通線として廃止承認
  1986.11.1  全線廃止 
  1932 1937 1949 1956 1960 1965 1970 1973 1977 1980 1983 1986
 輸送人員(千人/日) 0.4 0.6 3.6 4.8 5.6 6.0 3.7 3.1 2.5 2.2 1.8 1.0
 輸送密度(千人/日) 0.2 0.3 0.7 0.8 1.1 1.1 0.7 0.7 0.5 0.5 0.4 0.2
 貨物輸送量(万t/年) 9.1 26.9 26.3 44.7 61.6 50.2 18.0 2.0 2.1 0.3
廃線跡
 伊達紋別-倶知安83.0km
 伊達紋別側から進み始めると、11月初めというのに突然吹雪に変わって蟠渓から先は断念した。しかしそのおかげで雪景色の廃線跡という滅多に無い風景を見ることができ、かなり満足であった。 
2006.11 上長和付近@ 2006.11 壮瞥駅跡A
土盛りのような所がホーム跡
2006.11 久保内-蟠渓間B 2006.11 蟠渓駅跡C
 2回目の訪問は倶知安側から。出発してすぐの六郷駅は、鉄道公園として整備されている。また、近くの文化福祉センターには、北海道らしい2ツ目のSLが保存されていた。六郷を過ぎると鉄道の痕跡は少ないが、寒別駅ではホーム跡を見つけた。 
2011.7 倶知安〜六郷間D 2011.7 六郷駅跡E
2011.7 六郷駅付近E 2011.7 寒別駅跡F
2011.7 北岡駅跡G 2011.7 喜茂別駅跡H
 御園を過ぎると山越えの区間で、廃線跡の一部が未舗装道となっていた。また、新大滝を過ぎると今度はサイクリングロードとして廃線跡が現れた。 
2011.7 御園駅跡I 2011.7 御園〜新大滝間J
2011.7 新大滝駅跡K 2011.7 新大滝〜優徳間L
 京極〜脇方7.5km
 脇方への支線は40年以上前に廃止となった区間で、鉄道の痕跡を探すのも難しい。脇方駅跡もただの広場にしか見えない。 
2011.7 京極〜脇方間M 2011.7 脇方駅跡N

胆振線