ラプラタ川は、アマゾンほどではないが、流域面積世界4位である。そして支流はパンタナールの大湿原をつくりだすパラグアイ川、イグアスの滝があるイグアス川など多様である。

イグアス川
 イグアスの滝は、ラプラタ川の支流、パラナ川のさらに支流にあたるイグアス川にある。支流とはいっても3か国にまたがる立派な川である。
 イグアスの滝(世界遺産)  
 ナイアガラがあまり感動しなかったので、イグアスもそれほど期待していなかったが、行ってみると先入観は打ち砕かれた。まず何といってもスケールが大きく、どちらを向いてもいたるところに滝がある。いちばん水量の多い「悪魔の喉笛」は、列車で近くまで移動してそこから川の上の遊歩道を15分ほど歩いた所で、猛烈な滝の水しぶきを浴びる展望台が楽しい。そして下流側のサンマルティン滝周辺は遊歩道があちこち張り巡らされていて、いろいろな角度から滝を眺めた。そして最後は現地ガイドに頼んで乗せてもらったボートで、滝の中に突っ込むと水中に潜ったような感覚になった。本当はブラジル側にも行きたいしヘリに乗って空から全体を見たかったが、アルゼンチン側だけでも十分に楽しめる所だった。
2006.12 奥が悪魔の喉笛、川の左岸がブラジル側、右手前がサンマルティン島になる
2006.12 悪魔の喉笛 2006.12 下流方向、右岸がブラジル側
2006.12 サンマルティン滝周辺 左がサンマルティン島で、島の左にある悪魔の喉笛は見えない
2006.12 2006.12 サンマルティン滝周辺
 ☆世界遺産「イグアス国立公園」 1986年登録
パラグアイ川
 パンタナール(世界遺産)  ボニート
 パンタナールは、ラプラタ川の支流パラグアイ川がつくった世界最大級の湿原である。乾季だったので湿原というより草原のような雰囲気で、景色の写真はあまりいいものが撮れなかったが、驚くほど多くの鳥に出会えた。  川の源流に近く、水がとても澄んで上から眺めただけでも魚の動きが手に取るようにわかる。シュノーケリングや川くだりなど、いろいろな楽しみがあった。
2004.9 2004.9
 ☆世界遺産「パンタナール自然保全地域」 2000年登録

ラプラタ川