651系の登場後も常磐線に残っていた485系を置換えるために開発された、汎用型の特急電車。車体はアルミニウム合金製のダブルスキン構造を初採用。台車はボルスタレス、軸梁式のDT64とTR249。主電動機はMT72(1時間定格出力145kW)。駆動はTDカルダン、制御はIGBT素子のVVVFインバータ、制動は電気指令式(回生併用)で抑速ブレーキ・耐雪ブレーキ付きである。基本編成が4M3Tの7両、付属編成が2M2Tの4両で、グリーン車は無い。
2024.10 内原-赤塚間
新製車
 0番台  
 1997年10月に「フレッシュひたち」として運行を開始した。基本編成8本、付属編成4本が製造されており、基本編成は赤・青・黄・緑、そして付属編成は朱色の計5色に塗られていたのが特徴である。2012年から、651系とともにE657系への置き換え対象となり、2013年3月に定期運用が終了した。全車両が新潟へ転出し、1000番台・1100番台に改造されている。

  1997.10.1 「フレッシュひたち」にて営業運転開始
  1998.12.8 485系置換え完了
  2013.3.16 定期運用終了
  2014.8.17 臨時運用終了
左から 朱、青、緑、赤、黄
 番台 M
652
M
653
Tc
652
Tc
653
 T  Ts  前歴 登場  消滅  備考
0番台 20 20 8 8 8 新製 1997.7-05.2 2015.3  
100番台 4 4
改造車
 1000番台  
 0番台を、特急「いなほ」向けに改造したもの。7両編成8本で、瑠璃色、ハマナス色の編成も登場している。また、2018年に1本が勝田へ戻り、国鉄特急色に似た塗装で臨時列車等に使用されている。

  2013.9.28 1000番台が特急「いなほ」にて営業運転開始
  2014.7.12 「いなほ」485系の置換え完了
  2017.10  瑠璃色編成運行開始
  2017.12  ハマナス色編成運行開始
  2018.11  1本が勝田転属、国鉄特急色となる
2019.1 1000番台:西袋駅 2020.8 1000番台:金塚~加治間
2019.3 ハマナス色:新潟駅  2020.8 瑠璃色:金塚駅
2023.4 国鉄特急色:高浜駅
 番号 M
652
M
653
Tc
653
Tsc
652
T
653
 前歴 登場  消滅  備考
1001-1016 16 16 8 8 8 0番台 2013.6-15.3
 1100番台  
 0番台を、特急「しらゆき」向けに改造したもの。4両編成4本である。

  2015.3.14 1100番台が特急「しらゆき」にて営業運転開始
2020.8 新津駅
 番号 M
652
M
653
Tc
653
Tc
652
 前歴 登場  消滅  備考
1101-1104 4 4 4 4 0番台 2015.2-3
車両配置表

1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012 2015 2018 2020 2022
勝田 28 68 68 72 72 72 72 7 7
新潟 72 72 65 65

E653系