四国山地は、四国の中央構造線以南の山地全体をさす。フィリピン海プレートの沈み込みによる隆起によって形成された。比較的新しい山地で、雨も多いため浸食による急峻な地形となっている。なかでも主峰は剣と石鎚で、島の東と西に両目のように分かれている。

四国山地西部
 石鎚山(1982、百名山)
 四国のみならず西日本全体の最高峰。最高地点は天狗岳だが、少し手前の弥山に山頂小屋がある。
 車で土小屋に着くと、もう石鎚山や瓶ヶ森などの山々が手に取るように見えて景色がいい。登山道は尾根道でアップダウンも少なく、景色のいいハイキングが楽しめた。山頂直下はクサリ場もあって、スリルのあるおもしろい所である。山頂からは四国のほとんどの山が眺められた。

<土小屋9:10-11:20山頂-13:20土小屋>
1996.11 土小屋付近より  1996.11 山頂直下より
1996.11 面河渓から土小屋への道より  1996.11 山頂より
五代ヶ森、西の森などの西側の峰
 東赤石山(1707、二百名山)、笹ヶ峰(1859、二百名山)
 中央は瓶ヶ森、そのすぐ左が笹ヶ峰、さらに左奥が東赤石山。瓶ヶ森の右には伊予富士、その右奥に剣山がかすかに見える。四国の中央にある山々である。
1996.11 石鎚山より
剣山地
 剣山(1955、百名山)
 紅葉シーズンということもあって手前の道が大渋滞。駐車場は入る見込みが無いので路上駐車に変更したが、それでも1時間ほどかかった。肝心の山は霧で視界が無く、またほとんど歩かずに山頂に立ってしまうめ、あまり印象に残っていない。

<西島13:30-13:50山頂-15:00西島>
1996.11 見ノ越より  1996.11 剣山山頂
 三嶺(1893、二百名山)
1996.11 剣山より
四国山地南部
 天狗高原
 高知・愛媛の県境に、秋吉台を思わせるカルスト台地が広がっている。山の頂上付近なので360度の景色も広がり、雰囲気は秋吉台以上と感じた。
2007.5 
 篠山(1065)
 四国の中でも西南の端に近いところにある山。アケボノツツジが咲いているということで急遽予定に組み入れたが、花はややまばらだった。駐車場から山頂までは1時間もかからないが、林の中の急登で景色のいいところも花も無く、あまり面白い山ではなかった。
2007.5 山頂より

四国山地