厳島神社は6世紀末の創建とされるが、現在の美しい姿になるのは1168年である。平家の全盛期に、航海の安全や国の繁栄を願って平清盛によって造営され、その後も源氏や毛利氏などに崇拝されて繁栄した。水面に浮かぶような社殿や大鳥居は独創的なもので、国宝6棟、重要文化財は14棟もある。優れた建築様式、景観デザインなどの普遍的価値が認められ、1996年に日本で8件目の世界遺産として登録されている。

 
 厳島神社
 初訪問は1986年。水の上に浮かぶ姿を想像していたが、干潮に当たってしまって、イメージと異なる風景だった。 
1986.7 干潮の大鳥居(重文)と西回廊(国宝)
 2度目の訪問は、調べて行ったわけではないが、運よく満潮。やはり大鳥居は海に浮かんでいないと雰囲気が出ない。この日は晴れていたので、さらに写真映えがいい。  
1997.1 満潮の大鳥居(重文)と西回廊(国宝) 1997.1 大鳥居(重文)
1997.1 本社祓殿(国宝) 1997.1 客神社祓殿(国宝)と五重塔(重文)
1997.1 能舞台(重文) 1997.1 反橋(重文)
 弥山山頂を目指して、3度目の宮島訪問。この時はまた干潮で、大鳥居まで歩いて行くことができた。弥山は巨石がごろごろしていて、不思議な空間である。
1997.11 大鳥居(重文) 1997.11 本社祓殿(国宝) 
1997.11 弥山山頂
 15年ぶり4度目の訪問は、しっかり満潮時刻を調べて訪れた。しかし到着が遅れたため遊覧船に乗れず。また心残りができた。
2012.10 客神社祓殿(国宝)、拝殿(国宝) 2012.10 本社祓殿(国宝)
2012.10 能舞台(重文)、能楽屋(重文) 2012.10 天神社(重文)
 この時は豊国神社のある高台から社殿を見下ろした。本社本殿の屋根を望むことができたが、盗み見しているような角度で、なんか良くない。 
2012.10 左:朝座屋(重文)、右:客神社(国宝)
中央奥が本社本殿・幣殿・拝殿(国宝)
2012.10 豊国神社本殿(重文)

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