黒松内まで延伸して、函館本線のバイパス機能も期待されたが、延伸することなく終わった路線である。存廃の基準となった輸送密度は853人、収支係数1663であった。

  1912.11.1 小沢〜岩内間開業
  1981.9.18 第1次特定地方交通線として廃止承認
  1985.7.1  全線廃止  
  1932 1937 1949 1956 1960 1965 1970 1973 1977 1980 1983
 輸送人員(千人/日) 0.8 1.3 2.7 3.3 3.2 3.1 1.5 1.5 1.3 1.1 0.8
 輸送密度(千人/日) 0.6 1.0 1.9 2.3 2.2 2.1 1.1 1.1 0.9 0.7 0.5
 貨物輸送量(万t/年) 7.4 12.8 20.5 21.5 35.9 23.8 17.3 10.2 1.3 1.0 0.5
廃線跡
 小沢-岩内14.9km
 2006年に寿都からここへ向かう予定だったが、途中の道路が通行止めになっていて断念。訪問が5年遅くなった。国富駅はわかりにくい所にあって、いちばん見つけるのに苦労した。幌似駅は鉄道公園として整備されているのですぐわかる。とはいっても道路工事のため、本来の位置から移動しているようである。
2011.7 国富駅跡@ 2011.7 幌似駅跡A
 前田駅の前後は、廃線跡の築堤が残っている。しかし工事が始まっているので、間もなく消えてしまうのかもしれない。 
2011.7 幌似〜前田間B
道路の右にある築堤が廃線跡
2011.7 前田駅跡C
 西前田駅は、ホームの一部が草むらの中にあって、いちばん廃線跡らしい。岩内駅は広々としたバスターミナルになっていた。 
2011.7 西前田駅跡D 2011.7 岩内駅跡E
 

岩内線