1957年の101系に続き、新性能電車の第2弾として登場した急行型電車。車体は鋼製の20m級2扉で、座席は固定クロスシート。台車は、151系で採用した空気ばねDT23・TR58をさらに強化したDT24とTR59。主電動機は101系と同じMT46A(1時間定格出力100kW)で、最高運転速度は110km/h。駆動は中空軸平行カルダン、制御は電動カム軸式、制動は電磁直通(発電併用)である。登場時は1等車も含めて非冷房だった。1958年から62年にかけて630両が製造された。
国鉄
 おもに東海道線、山陽線の準急・急行に使用された。1983年3月に営業運転終了、唯一事業用として残っていた1両も1987年に廃車となり、JRに引き継がれることはなかった。保存車は無い。
 左の写真は急行「伊豆」で伊豆旅行した時のもの。「伊豆」の運用は1981年9月までだったので、ぎりぎりで乗車することができた。
 
1980.8 低運:急行「伊豆」  左:高運、右:低運・新快速色
 番号 M
152
M
153
 Tc
153
Ts
152
Ts
153
Ts
163
Tb
153
T
153
 前歴  登場  消滅
 1- 161 161 80 30 59 7 30 11 新製  1958.10-62.6   1984.10  
101- 16
201- 2 21
501-      57          
901- 2 1958.12 1968.9
クヤ153 1 Tb153 1975.3 1987.2
車両配置表
1960 1964 1968 1972 1975 1978 1980 1982 1985
幕張 32 32 32 21
田町 76 195 167 168 158 149 149 37
神領 6 6 6 6
大垣 55 133 129 99 79 79 94 112
向日町 1 1 1 1 1
宮原 47 302 254 145 155 155 115
高槻 3
岡山 4
下関 3 110 91 78 78 78
153系