香川県に、国宝の建造物は2件2棟、重要文化財は29件51棟が登録されている。(2019年現在)

  
国宝・重要文化財
 本山寺 
 本山寺の本堂は、1300年に京極氏と佐々木氏の寄進によって建立されたもの。戦国時代に本山寺の多くの建物が焼失したが、二王門と本堂だけは戦火を免れている。
2013.9 本堂(国宝)  2013.9 二王門(重文)
 神谷神社 
重要文化財
 高松城  
 秀吉による四国征伐の後、讃岐国に入った生駒親正が築城したもの。1642年に入封した松平頼重が大改修して現在の姿になった。城壁が海に面し、堀には海水が引き込まれていた。明治以降、天守などは解体されたが、櫓や門が4棟と、松平家の高松別邸だった披雲閣が残っている。 
2013.11 月見櫓(重文) 2013.11 続櫓、水手御門(重文)、渡櫓(重文)
2013.9 東之丸艮櫓(重文) 2013.9 披雲閣(重文)
 讃岐国分寺跡  
 かつての讃岐国分寺は礎石が残るだけであるが、場所や規模が把握できるだけでも貴重である。現在の国分寺はかなり小さくなっているが、本堂は1332年に建てられた歴史あるものである。
2012.10 国分寺本堂(重文)
 志度寺  
 四国88ヶ所の第86番札所。室町時代の繁栄後、戦乱で荒廃するが、江戸時代に再興した。現在残る本堂と仁王門は、1670年に松藩松平氏が寄進したものである。
 
2023.10 本堂(重文) 2023.10 仁王門(重文)
 丸亀城跡  
 こ生駒氏が高松城の支城として建設。なぜか一国一城令の下で壊されず、その後山崎氏、京極氏の丸亀藩が誕生した。天守は現存12天守の1つだが、規模がとても小さい。本丸からは瀬戸内海が見わたせて気持ちがよかった。 
2012.7 丸亀城外堀と天守(重文) 2012.7 一ノ門(重文)と二ノ門(重文)
 金刀比羅宮 
 こんぴらさんとしてあまりに有名だが、ここは88ヶ所には含まれていない。標高250mの高台に建ち、海の神様として古くから信仰を集めた。88年、91年と連続で訪れたが、いつも上からのながめがいい。 
1991.9 金刀比羅宮 拝殿 1991.9 金刀比羅宮 大門
 2013年は、日暮れ間近に駆け足で登った。金刀比羅宮の重要文化財は表書院、奥書院、四脚門、旭社の4件だが、奥書院は公開されていない。四脚門も見逃してしまった。旭社は、神仏分離以前は金堂だった建物である。
 
2013.11 金刀比羅宮 表書院(重文) 2013.11 金刀比羅宮 旭社(重文)
 善通寺 
 高野山、東寺とともに弘法大師三大霊場といわれる由緒あるお寺。何度か火災に遭っており、金堂は1699年の再建、五重の塔は20世紀になってからの再建だが、重要文化財に指定されている。
 
2013.11 善通寺 金堂(重文) 2013.11 善通寺 五重塔(重文)

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