宮城県に、国宝の建造物は3件4棟、重要文化財は22件53棟が登録されている。(2019年現在)
 
国宝・重要文化財
 大崎八幡宮
 坂上田村麻呂が創建したと言われ、室町時代は大崎氏の本拠地にあったため大崎八幡宮という名になった。現在地に遷ったのは1607年で、伊達政宗の造営である。社殿はその当時のもので、豊国廟を模したと言われている。
 
2009.11 社殿(国宝) 2009.11 長床(重文) 
 瑞厳寺
 平安時代に創建された延福寺が前身と言われるが、現在の瑞巌寺は江戸時代に伊達政宗が復興したもの。5棟が1609年の建造当時のもので、このうち本堂、庫裏、廊下の3棟が国宝に指定されている。
2018.11 本堂(国宝) 2018.11 庫裏(国宝)と廊下(国宝)
2018.11 御成門(重文) 2018.11 中門(重文)
 瑞厳寺
 国宝の本堂より古い、1604年の五大堂は、本堂とは少し離れている。松島の海に突き出したような場所にあるので風景のいいアクセントになっている。
1990.8 五大堂(重文)
重要文化財
 東照宮
 1654年に創建された、東照大権現(徳川家康)を祀る神社。本堂など5棟は創建当時のもので、重要文化財に指定されている。大雨の中であったが、隋心門へ続く階段と灯篭は、少し霞んで雰囲気がある。ただ、重文指定のうち石鳥居だけ写真を撮り忘れた。
2009.3 隋心門(重文) 2009.3 唐門(重文)、本殿(重文)、透塀(重文)
 塩竃神社
 平安時代に創建されたと言われる歴史ある神社で、陸奥国一宮でもある。1607年に伊達政宗によって大規模な造営が行われて現在の姿になった。本殿など15棟が現存しており、重要文化財に指定されている。本殿が左右に2つ並んでいて、拝殿だけは左右共通という構造はあまり記憶に無く、おもしろかった。 
2009.3 隋心門(重文) 2009.3 唐門および廻廊(重文)
2009.3 左右宮拝殿(重文) 2009.3 右宮幣殿(重文)と廻廊(重文)、瑞垣(重文) その奥に左宮本殿(重文)・右宮本殿(重文)
2009.3 石鳥居(重文) 2009.3 別宮拝殿(重文) 2009.3 別宮幣殿(重文)、廻廊(重文)、瑞垣(重文)
 その奥に本殿(重文)
 

国宝、重要文化財 -宮城県