可部線のうち可部までの区間は大日本軌道が前身で、可部軌道、広島電気、広浜鉄道と移って1936年に買収された。一方可部以北は国鉄となった後に開業したもので、可部以南と違って電化もされておらず別の路線のようであった。JRは1998年に可部以北廃止の方針を表明、地元は存続を希望して列車増発の社会実験なども行われたが、利用者は増えず、2003年に廃止となった。なお、三段峡から浜田までの今福線も着工まではこぎつけていたが、進捗率が低いまま工事中止となっている。

  1936.10.13 可部〜安芸飯室間開業
  1946.8.15  安芸飯室〜布間延伸
  1954.3.30  布〜加計間延伸
  1969.7.27  加計〜三段峡間開業
  2003.12.1  可部〜三段峡間廃止
 
営業中
 可部線は1990年と98年の2回乗車しているが、98年は三段峡の渓谷に行った帰り、暗くなってからである。三段峡の渓谷は駅から歩いて行くことができたが、バスの方が便利なため鉄道に乗る人は少なかった。
1990.2 三段峡駅にて 1990.2 三段峡駅
1990.2 加計駅
廃線跡
 可部−三段峡46.2km
 廃線跡めぐりは2011年。廃止から8年近くたっているが、駅や橋梁が驚くほどよく残っていた。
2011.2 戸河内駅跡@ 2011.2 土居-戸河内間A
2011.2 土居-戸河内間A 2011.2 土居駅跡B
2011.2 筒賀駅跡C 2011.2 殿賀駅跡D
2011.2 木坂駅跡E 2011.2 木坂駅跡E
2011.2 加計-木坂間F 2011.2 加計駅跡G
2011.2 津浪駅跡H 2011.2 田之尻〜津浪間I
2011.2 田之尻駅跡J 2011.2 坪野〜田之尻間K
第五太田川橋梁
2011.2 水内駅跡L 2011.2 不明
2011.2 安野〜水内間M
第四太田川橋梁
2011.2 安野駅跡N
2011.2 小河内〜安野間O
第二太田川橋梁
2011.2 小河内〜安野間P
第一太田川橋梁
2011.2 小河内駅跡Q 2011.2 布駅跡R
2011.2 安芸飯室駅跡S 2011.2 安芸飯室駅跡S
2011.2 安芸亀山駅跡21 2011.2 今井田-安芸亀山間22

可部線(一部)