カラコルム山脈のうち、ヒスパー氷河・バルトロ氷河より南側の山々。8000m峰こそ無いが、ラカポシをはじめとする7000mクラスがずらりと並んでいる。
ラカポシ山群
 ラカポシ(7788、世界百名山)  
 8000m近いにもかかわらず、麓の村から簡単に見られる数少ない山。しかし天気に恵まれず、ギルギット、ジャグロットとラカポシ・ビューポイントは2連敗。カリーマバードも2日目の午後にようやく見え始めた。写真は3日目の朝で、この朝焼けを見たらそれまでの悪天候はすべて吹き飛んだ。  これも左と同じ朝の写真で、谷はまだ日が当たっていない。初めての快晴だったのでもっとゆっくり見ていたかったが、この日は国境を超えなければならないので我儘は言えなかった。
 2009.5 フンザ・カリーマバードより 2009.5 フンザ・カリーマバードより
 ディラン(7266)
 カリーマバードのホテルの真正面に見える山で、左の写真はちょうど朝陽があたった所。右の写真では違う山のように見える。
2009.5 フンザ・カリーマバードより 2009.5 グルミット付近より
 スパンティーク(7027、世界百名山)  
 曇っていたカリーマバード最初の朝、この山の周りだけはなぜか晴れていた。地元ガイドはゴールデンピークと呼んでいた。 
2009.5 フンザ・カリーマバードより 2009.5 ナガールより
 ラシュファリピーク(5098)  ミアール(6824)
 フンザは春になると桃や杏の花が咲き乱れ、桃源郷ともいわれる。5月では花も終わっていると思っていたが、標高の高いナガールでは満開だった。  ホーパル氷河の奥に見えていた山。
2009.5 ナガールより 2009.5 ナガールより
 ドゥバニ(6134)
  ギルギットの朝は、雲が多いながらも雪山がいくつか見えていた。ラカポシやハラモシュなどの7000m峰かと思ったが、後で調べるとそれらは雲の中で、辛うじてドゥバニが左奥にかすかに見えている。
2009.5 ギルギットより
パンギ・レンジ ヒンドゥークシュ山脈
 ナンガ・パルバット(8126)、世界百名山)
 チラスの谷の南側は、ヒマラヤ山脈の西端にあたり、ここに世界第9位の高峰ナンガ・パルバットがある。今回の旅では、飛行機を除くと見られる唯一の8000峰だったので期待したが、最悪の天気に敗退した。  ギルギットの少し南にインダス川とギルギット川の合流点があり、ここは同時にヒマラヤ・カラコルム・ヒンドゥークシュという三大山脈が集まる所と言われる。悪天候だったので展望は期待していなかったが、それ以前の問題で到着する前に陽が暮れてしまった。写真はそれよりだいぶ手前で撮ったヒンドゥークシュの山並みだが、この程度の山では名前が無い。
2009.5 チラス付近より 2009.5 チラス付近より

レッサーカラコルム