わずか3.5kmの路線であるが、かつては石炭輸送で賑わい、単線+複線の3線区間もあったほどである。存廃の基準となった輸送密度は1293人で、収支係数1542であった。

  1908.7.1  中間〜香月間開業(貨物)
  1911.10.1 客扱い開始
  1981.9.18 第1次特定地方交通線として廃止承認
  1985.4.1  全線廃止   
  1932  1937 1949 1956 1960 1965 1970 1973 1977 1980 1983
 輸送人員(千人/日) 0.9 1.8 4.2 4.3 2.5 3.1 2.4 1.9 1.7 1.3 1.1
 輸送密度(千人/日) 0.8 1.5 3.7 3.7 2.1 2.4 1.9 1.5 1.4 1.1 0.8
 貨物輸送量(万t/年) 78.2 108.0 42.9 53.7 59.3 26.4
廃線跡
 中間-香月3.5km
 中間から岩崎まではほとんど道路になっていて、左の写真の鉄道らしいカーブは美しい。右の写真は黒川を渡る所で、対岸は手付かずの路盤が残っているようだった。終点の香月はバスターミナルと宅地造成で、かつての面影は無かった。
2009.2 新手-岩崎間A 2009.2 岩崎-香月間C
2009.2 香月駅跡D
 初回は中間駅の位置を特定できなかったので、再訪。地図と見比べながら位置を確認したが、立派な道路になっていて駅があったことを示すものは何もない。
2016.6 新手駅跡@ 2016.6 岩崎駅跡B

香月線