車両の耐用年数を短くし、製造コストを下げるという新たな思想のもとに登場した形式。車体はステンレス製の20m級4扉。台車はボルスタレス、軸梁式のDT61とTR246。主電動機はMT68(1時間定格出力95kW)。駆動はTDカルダン、制御はGTO素子のVVVFインバータ、制動は電気指令式(回生併用)で耐雪ブレーキ付きである。幅広車体の500番台と地下鉄直通の1000番台は、外観が大きく異なっている。
2022.11 君津〜青堀間
新製車
 900番台・0番台  
 試作車900番台は、当初は901系と名乗っており、10両編成が3本はすべて製造会社や制御機器等が異なる。量産車0番台は1993年に登場し、京浜東北・根岸線の103系をすべて置換えた。1995年から6扉車の連結を始め、編成の組み換えが行われている。また、南武線にも、1993年と97年に0番台が1本ずつ投入された。京浜東北線では2010年までにE233系に置き換えられて撤退し、2000番台へ改造されなかった車両は廃車となった。南武線運用車も2015年に消滅している。
 900番台の先頭車1両が大井の東京総合車両センター正門前に保存されている。門の外からでは正面が隠れてしまうが、車両基地公開イベントの際には正面も見られる。スカイブルーのまま残る唯一の209系である。 

  1992.5.7 京浜東北線にて営業運転開始
  1993.2.15 量産車の運用開始
  1993.4.1  南武線運用開始
  1995.4.20 6扉車登場
  2007.8.28 900番台の運用終了
  2010.1.24 京浜東北線運用終了
2017.8 クハ901-1:東京総合車両センター
 番台 M
208
M
209
Tc
208
Tc
209
T
208
T
209
 前歴  登場  消滅  特徴
900番台 6 6 3 3 12 新製 1992.3 2008.1 京浜東北線
0番台 156 156 78 78 78 234 1993.2-97.10 2013.3
4 4 2 2 1993.2、97.2 2015.3 南武線
 3000・3100番台  
 3000番台は1996年3月の八高線電化に合わせて投入されたもので、4両編成4本。外見は0番台とほぼ同じだが、半自動ドアが特徴である。2005年には、りんかい線で余剰となった6両を購入し、中間車2両を新製して3100番台2本が追加され、合わせて6本となっている。2022年に営業運転を終了している。

  1996.3.16   八高・川越線にて3000番台の営業運転開始(4両編成4本)
  2004.12-05.3 3100番台登場(4両編成2本)
  2020      3000番台消滅
  2022.1     3100番台営業運転終了
2018.4 3000番台:拝島駅 2020.9 3100番台:東飯能〜金子間
2021.11 3100番台:拝島〜小宮間
 番号 M
208
M
209
Tc
208
Tc
209
T
209
 前歴  登場  消滅  特徴
3001-3004 4 4 4 4 新製 1996.1-2 2020.4
3101-3102 2 2 2 2 新製
りんかい線
2004.12-05.3
 500番台  
 次世代の通勤型電車として209系950番台(のちのE231系)の開発が進められていたが、量産化までのつなぎとして、950番台の幅広車体と0番台の制御機器を組み合わせたような仕様で登場したのが500番台である。10両編成17本で、当初はすべて総武緩行線に投入された。
 2001年から段階的に4本が京浜東北線へ転属。2008年以降は、京葉線、武蔵野線での運用が始まる。2019年に総武緩行線運用が終了し、京葉線1本、武蔵野線11本、3500番台への改造が5本となっている。

  1998.12.29 総武緩行線にて営業運転開始
  2001.1.5  京浜東北線の運用開始(計5本)
  2008.12.1 京葉線の営業運転開始(4本)
  2009.12  京浜東北線運用終了
  2010.12.4 武蔵野線の営業運転開始(3本、京葉線から転用)
  2018.3-  武蔵野線に追加転入(8本)
  2019.4   総武緩行線運用終了
2016.2 総武緩行線:阿佐ヶ谷駅
2017.8 京葉線:潮見駅 2017.3 武蔵野線:新松戸駅
 番台 M
208
M
209
Tc
208
Tc
209
T
209
 前歴  登場  消滅  特徴
500番台 34 34 17 17 68 新製 1998.11-00.3
 1000番台  
 千代田線直通列車の増発のため、10両編成が2本のみ製造された。500番台より後の登場だが、幅広車体ではない。2018年10月に常磐緩行線の運用を終了したが、中央快速線のE233系12両化工事に伴う予備車確保のため、中央線に転用されている。

  1999.12.4 常磐緩行線にて営業運転開始
  2018.10.13 常磐線運用終了
  2019.3   中央線運用開始
2015.10 常磐緩行線:金町駅   2019.4 中央線:阿佐ヶ谷駅
 番台 M
208
M
209
Tc
208
Tc
209
T
209
 前歴  登場  消滅  特徴
1000番台 6 6 2 2 4 新製 1999.8-9
改造車
 2000番台
 
 0番台を房総地区に転用するため短編成化改造したもので、6両編成26本、4両編成42本が登場した。0番台とはスカートが異なる。房総地区の211系を置き換え、ほぼ全域で運用されている。

  2009.10.1 房総地区にて営業運転開始
2020.7 物井駅  2023.1 鎌取〜誉田間
 番台 M
208
M
209
Tc
208
Tc
209
 前歴  登場  消滅  備考
2000番台 9 9 0番台 2009.6-13.3  
2100番台 94 94 59 59
 2200番台  
 南武線では、0番台が2本のみ運用されていたが、2009年に京浜東北線向け0番台を6両編成に改造した2200番台が3本追加投入されている。2200番台の外観は0番台とほぼ同じである。E233系に置き換えられて2017年2月に運用を終了し、1本は「BOSO BICYCLE BASE」に改造されている。

  2009.6.12 2200番台の営業運転開始
  2017.2   南武線運用終了
2015.11 矢向駅
 番台 M
208
M
209
Tc
208
Tc
209
 前歴  登場  消滅  特徴
2200番台 6 6 3 3 0番台 2009.5-10.2 2017.9
 3500番台  
 八高・川越線の3000・3100番台を置き換えるために、総武緩行線で余剰となった500番台を4両編成化改造したもの。209系を209系で置き換えたことになる。2018年5月に営業運転を開始した。

  2018.5.7 八高・川越線にて営業運転開始
2020.9 東飯能〜高麗川間 2021.12 西川越〜的場間 
 番号 M
208
M
209
Tc
208
Tc
209
 前歴  登場  消滅  特徴
3501-3505 5 5 5 5 500番台 2018.1-9
 ジョイフルトレイン  
○BOSO BICYCLE BASE
 房総地区方面へのサイクリング客向けに、自転車ラックを設けるなどの改造をしたもの。南武線の運用を終えた2200番台を転用している。2018年1月に運用を開始した。
 
2020.10 市川駅
 名称 番台 M
208
M
209
Tc
208
Tc
209
 前歴  登場  消滅
BOSO BICYCLE BASE 2200番台 2 2 1 1 中原 2017.9
 試験車  
○Mue-Train
 0番台を改造して登場した、在来線の技術革新のための試験車。次世代の列車情報管理システム「INTEROS」は、この車両の試験結果をもとにE235系で導入されている。下の写真は、浦和駅で見かけたので大宮駅まで追いかけたら、運よくまだ停まっていた。
 
2022.7 大宮駅
 番号 M
208
M
209
Tc
208
Tc
209
T
209
 前歴  登場  消滅  特徴
Mue-Train 2 2 1 1 1 0番台 2008.10
車両配置表

1992 1995 1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012 2015 2018 2020 2022 2025
浦和 30 380 810 810 830 830 757 226 54
中原 6 12 12 12 12 12 24 24 6
川越 16 16 16 24 24 31 30 30 38 38 28 20
松戸 20 20 20 20 20 20 20 20
習志野 170 150
三鷹 150 120 130 130 130 94
京葉 40 34 34 42 98 98 98
幕張 98 270 324 330 330 282 282
豊田 20 20 20

209系