新習志野〜海浜幕張間にあり、千葉支社の所管。1990年の京葉線全通時に発足した。当初は京葉線の車両のみが所属しており、2004年に武蔵野線運用車も転入している。

  1990.3.10 京葉電車区発足(千ケヨ)
  2004.4.1  京葉車両センターと改称
103系
 京葉線では、1986年の開業時から津田沼電車区(後の習志野電車区)の103系が運用されていたが、1990年の京葉線全通時に京葉電車区が発足し、103系が転入した。塗装はスカイブルー。2004年にはオレンジの武蔵野線運用車も転入するが、2005年にどちらも運用を終えている。

  1990.3.10 京葉線全通、京葉電車区発足、習志野電車区から転入
  2004.3.13 武蔵野線運用車が豊田電車区から転入
  2005.11.18 京葉線運用終了
  2005.12.8 武蔵野線運用終了
1988.12 高運:蘇我駅
 番台  Mc
103
M
102
M
103
Tc
103
T
103
 前歴 登場  消滅  備考
0番台 12 42 30 46 14 津田沼 1990.3- 2005.12 京葉線
6 69 72 46 6 豊田 2004.3 武蔵野線 
2000番台 9
201系
 国鉄初の電機子チョッパ制御を採用し、省エネ電車と呼ばれた形式。総武緩行線から10両編成7本が転入し、2000年8月に京葉線の運用を開始した。首都圏では201系初のスカイブルーである。徐々に本数を減らしたが、2007年にも2本転入し、首都圏最後の201系となっていた。E233系への置き換えにより2011年6月に運用終了、廃車となった。

  2000.8.27 営業運転開始
  2011.6.20 営業運転終了
 
201系 京葉線仕様
 番台  Mc
200
M
200
M
201
Tc
200
Tc
201
T
201
 前歴 登場  消滅  備考
0番台 19 19 12 12 三鷹 2000.8-01.9 2011.6
900番台 2 2 2 2  
0番台 6 6 2 2 4 豊田 2007.2-07.3
205系
 201系の電機子チョッパ制御はコストが高かったため、界磁添加励磁制御を採用しコストダウンを図って開発された形式。
 0番台後期車 
 1990年3月の京葉線東京延伸に際し、快速用として10両編成12本が投入された。帯色はワインレッドで、前面デザインが従来から変更されており、後期車と呼ばれる。武蔵野線にも、輸送力増強のため後期車8両編成5本が投入されており、2004年に豊田から転入した。京葉線は2010年7月にE233系への置き換えが始まり、2011年7月に運用を終了した。京葉線オリジナル車40両は600番台に改造されたほか、転入車の12両が富士急行に譲渡されている。武蔵野線も、2017年9月からE231系への置き換えが始まり、2019年までに運用を終了している。

  1990.3.10 京葉線にて営業運転開始
  2004.3.13 豊田電車区から武蔵野線運用車転入
  2011.7   京葉線向け編成の運用終了
  2019.10.2 武蔵野線の後期車運用終了
 
 
1990.3 京葉線 2016.8 武蔵野線:南浦和駅 
 0番台前期車・5000番台 
 2002年、山手線運用を終了した0番台の一部が武蔵野線に転入したが、武蔵野線は高出力が必要だったため、中間車は出力増強して5000番台となっている。2004年3月の豊田から転入後も2008年まで増備が続く。2015年には南武線から0番台前期車の8両編成も加わり、最終的には前期の顔が38本となった。2017年9月からE231系への置き換えが始まり、2020年10月に武蔵野線の205系は消滅している。

  2002.12.1 武蔵野線に5000番台登場
  2020.10.19 営業運転終了
 
2017.2 武蔵野線:三郷駅  2016.6 武蔵野線:東川口駅 
 番台 M
204
M
205
Tc
204
Tc
205
T
205
 前歴 登場  消滅  備考
0番台 36 36 12 12 24 新製 1989.11-90.2 2012.2 京葉線
6 6 2 2 4 三鷹 2002.3-02.8
15 15 5 5 豊田 2004.3 2019.10 武蔵野線
6 6 2 2 中原 2015.2-15.3
0番台 36 36 72 東京 等 2004.3-08.12 2020.10
5000番台 72 72
209系
 500番台  
 次世代の通勤型電車として209系950番台(のちのE231系)の開発が進められていたが、量産化までのつなぎとして、950番台の幅広車体と0番台の制御機器を組み合わせたような仕様で登場したのが500番台である。2008年に4本が京葉線へ転入。2010年からはこのうち3本を8両編成として武蔵野線運用も開始した。2018年以降、武蔵野線向けとしてさらに8本転入している。

  2008.12.1 京葉線にて営業運転開始(10両編成)
  2010.12.4 武蔵野線にて営業運転開始(8両編成)
2017.8 潮見駅 2017.3 新松戸駅
 番台 M
208
M
209
Tc
208
Tc
209
T
209
 前歴  登場  消滅  特徴
500番台 8 8 4 4 16 浦和 2007.2-09.1
16 16 8 8 16 三鷹 2018.3-19.6
E331系
 連接台車の試験を兼ねた車両で、14両編成が1本のみ製造された。長さは20m車10両編成と同じである。2007年3月から京葉線で営業運転を開始したが、試運転中心で、営業での使用は少なかった。連接車が量産されることは無く、2014年に廃車となっている。
 番台 M
331
Tc
330
Tc
331
T
331
T
333
 前歴 登場  消滅  備考
0番台 6 1 1 2 1 新製 2006.3 2014.4
500番台 2
1000番台 1
E233系
 5000番台  
 E231系の改良型で、車体強度の向上などが図られている。5000番台は、京葉線の201系・205系等を置換えるために登場したもの。10両貫通編成20本と、6+4両編成4本が製造された。当初の予定より製造本数が1本少なくなり、209系500番台は置換えられなかった。

  2010.7.1 京葉線にて営業運転開始
  2011.7  201系・205系の置換え完了
2015.11 葛西臨海公園駅 2020.4 市川塩浜駅
 番台 M
232
M
233
Tc
232
Tc
233
T
233
 前歴  登場  消滅  備考
5001-5024 24 24 24 24 20 新製 2010.3-11.7
5201-5224 24 24
5401-5420 20 20
5501-5520 4 4 20
5601-5604 4 4
E231系
 209系の後継車にあたるが、幅広車体の採用や制御機器の変更など、違いは多い。2017年から、山手線へのE235系投入に伴い、山手線E231系500番台が順次総武緩行線へ転入し、総武緩行線の0番台が武蔵野線へ転入している。900番台を含めて34本投入され、武蔵野線の205系がすべて置換えられている。

  2017.11.1 武蔵野線運用開始
2019.4 武蔵野線:西国分寺駅
 番台 M
230
M
231
Tc
230
Tc
231
T
231
 前歴  登場  消滅  備考
0番台 66 66 33 33 66 三鷹 2017.9-20.8
900番台 2 2 1 1 2 2020.7  
形式別車両数

1990 1992 1995 1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012 2015 2018 2020
103系 141 144 132 141 142 71 94
201系 70 70 80 40
205系 120 120 120 120 120 130 414 500 490 360 336 312 64
209系 40 34 34 42 98
E231系 24 224
E233系 20 240 240 240 240
E331系 14 14 14

京葉車両センター(千ケヨ)