中央アルプスは、一般的には木曽山脈と呼ばれ、木曽川と天竜川に挟まれた細長い山脈。赤石山脈の隆起に連動して、約70万年前から急激に隆起した。3000m級の山は無く、また山脈の幅が狭いため、南北アルプスに比べて地形がシンプルである。

2004.6 入笠山より  中央右の一番高いところが木曾駒ヶ岳、
左の高いところが空木岳で、その左に南駒ヶ岳、越百山、安平路山
木曾駒ヶ岳
 木曾駒ヶ岳(2956、百名山)
 木曽駒ヶ岳は、中央アルプスの最高峰。とは言っても、すぐ近くに宝剣岳や中岳など、ほとんど同じ標高の山がある。荒々しい宝剣岳と異なり、木曾駒ヶ岳の山頂部はなだらかで、見た目はあまりおもしろくない。
1995.8 山頂直下より
 2011.10 御嶽山より 中央やや左が木曽駒ヶ岳、その右の尖った山が宝剣岳 2003.10 乗鞍岳より
右のいちばん高いところが木曽駒で、その右に空木、南駒。左は経ヶ岳
 宝剣岳(2931)
 宝剣岳は、高さでは木曽駒に負けるが、千畳敷カールに面していて姿はこちらの方が絵になる。平日でも夏休み中ということもあってロープウェイは40分待ち程度だったが、ロープウェイを下りると目の前に千畳敷の素晴らしい景色が広がって、待ったことはすぐ忘れた。お花の季節は終わりに近かったが、それでもカールには多くの花が咲き、稜線に出ると今度はコマクサが迎えてくれた。宝剣は登る人の大行列ができていたので木曽駒だけ登ったが、時間はだいぶ余ってしまった。

<千畳敷11:30-13:00山頂-14:30千畳敷>
1995.8 千畳敷カールより
 伊那谷の向こうにそびえる中央アルプスの全景。中央付近に左から南駒ヶ岳、空木岳、木曽駒ヶ岳。そしてさらに右の経ヶ岳への稜線が続いている。左奥には恵那山も見える。
2008.11 飛行機より
中央アルプス南部
 空木岳(2864、百名山)、南駒ヶ岳(2841、二百名山) 
 木曽駒ヶ岳からの眺めで、左が空木岳、中央奥が南駒ヶ岳。南の方は雲が多かったが、中央アルプスの主な山は見えていた。木曽駒ヶ岳にはロープウェイがあるが、空木岳は麓から登ることになるので、最短でも約6時間と、かなり手強い山である。
1995.8 木曾駒ヶ岳より 
  中央が中央アルプス主峰で、手前に南駒ヶ岳と空木岳、奥に木曽駒ヶ岳がある。左手前の方には安平路山、左奥には御嶽山、中央遠くには北アルプスも見えている。
2003.4 飛行機より
 上の写真と似た角度で、奥が木曽駒、手前が南駒ヶ岳と空木岳になる。中央アルプスは飛行機からよく見えることが多い。
2007.11 飛行機より
 恵那山(2191、百名山)    
 木曽山脈の南端にある山。標高は低いが、独立峰のように見えて姿が美しい。信仰の山で、山頂には神社がある。登山は黒井沢から4時間程度となる。
 馬籠宿からも見たことがあるが、逆光で見にくい写真しか撮れなかった。これは朝の中央線車窓からである。
2003.11 中津川付近より

中央アルプス