イラン
 イランはお米の文化で、お米とシチューなどの煮込み料理という取り合わせが多い。一見カレーのように見えるが、辛い料理はほとんどなかった。
2012.5 ホレシュテ・バーデムジャーン
(茄子と鳥のシチュー)
2012.5 ホレシュテ・フェセンジャーン
(クルミとザクロのペースト)
2012.5 羊と鳥のケバブ 2012.5 バーゲラーポロウ
(空豆の混ぜご飯)
イスラエル
 イスラエルはバイキングや欧風料理が多かったので、印象に残るものは少ない。数少ない名物料理、セントピーターズ・フィッシュの名は、十二使徒の1人ペテロ(ピーター)が、イエスの予言通りに銀貨をくわえた魚を釣ったという新約聖書の話からきていて、ガリラヤ湖に来た観光客のほとんどが食べることになる。
2014.5 セントピーターズ・フィッシュ 2014.5 シシケバブ
リビア
 北アフリカの代表的な料理クスクスは、小麦をそぼろのようにしたもので、大きなお肉などといっしょに食べる。ここは砂漠の街ガダミスの民家で、クスクスの蓋も民芸品のようにお洒落だった。
2003.9 クスクス
アルジェリア
 アルジェリアでも名物料理はやはりクスクス。海沿いのシェルシェルではシーフード料理もあった。
2006.5 クスクス 2006.5 ドゥルマー
(ナスとズッキーニの肉詰め)
2006.5 シーフード(エビ、イカ、ヒラメ) 2006.5 チキンの料理
モロッコ
 モロッコの代表的料理はタジン。最近日本でも知られるようになった、タジン鍋を使った煮込み料理である。肉、野菜、魚介などいろいろなバリエーションがあり、毎日のように食べた。クスクスもあるが、金曜日だけのご馳走らしい。また、マラケシュではタンジーヤという壺で煮込んだ名物料理があるということで、食べられる所を探して入ったが、なぜか壺ではなくタジン鍋で出てきた。
2016.9 ハリラ(とろみの付いたスープ) 2016.9 タジン鍋
右奥はモロカンサラダ
2016.9 チキンのタジン 2016.9 牛ひき肉のタジン
2016.9 羊のタンジーヤ 2016.9 クスクス
スーダン
 スーダンは、まだ観光客向けのレストランが整備されていないので、料理人が同じ車に乗って同行した。料理の内容にはあまり期待していなかったが、思ったより豪華で美味しいものだった。ただ、旅の後半になると食材が尽きて品数が減っていくのはご愛嬌である。
2014.9 2014.9
エチオピア
 エチオピアの主食は、インジェラという、穀物を発酵させたあと焼いたものである。他では食べたことが無い甘酸っぱさがあった。食事を選べることが多かったので、物珍しさで何度も食べた。
 
2011.5 インジェラと豆のペーストとラム  2011.5 インジェラと煮込み料理
ケニヤ
 ウガリは、コーンミールなどの穀物をお湯で練り上げた伝統料理で、クスクスに似ている。ウガリを食べたいとリクエストしたら、アンボセリで食べることができた。そして最終日は、ジンバブエ以来となるゲームミートのバーベキュー。クロコダイルやラムのレバーが珍しかった。
 
2014.5 ウガリ 2014.5 ゲームミートのバーベキュー
タンザニア
 タンザニアの食事は、ほとんど欧風レストランのバイキングだったので、印象に残るものは無かった。
2014.5
ジンバブエ
 いちばん印象に残るのは、ゲームミートのバーベキュー。インパラやイボイノシシ、七面鳥などを食べた。この時はイモムシにも挑戦している。
 
2006.8 バーベキュー  2006.8 ザンベジ川の魚のソテー
ナミビア
 ナミビアの食事はほとんど肉だったが、1回だけオイスター料理があった。さすがに生牡蠣ではなかったが、おしゃれなチーズ焼きで味も良かった。
2018.5 オイスター 2018.5 バーベキューミート
南アフリカ
 ケープ半島のレストランでは、1人1匹の伊勢海老が出た。長い旅の最終盤だったが、これだけは皆残さず食べていた。
 
2006.8 伊勢海老(ロブスター?)  2006.8 バイキングの夕食

番外編 食事の風景2 -中近東・アフリカ