琵琶湖の西岸を通って大津と福井県を結ぶことを目的として計画された鉄道で、滋賀県からの補助も投入されている。1956年から赤字が続いていたため、国鉄の湖西線を建設する際に江若鉄道の線路敷を一部使用することとして、1969年に廃止された。なお、湖西線は1974年に開業している。

  1921.3.15 江若鉄道三井寺下〜叡山間開業(23.4.1雄琴、23.12.1堅田、24.4.1和邇延伸)
  1925.4.3  浜大津〜三井寺下間開業
  1926.4.11 和邇〜近江木戸間延伸(27.1.1までに浜大津〜近江今津間全通)
  1947.1.25 膳所〜浜大津間開業(国鉄の貨物線使用)
  1965.7.10 膳所〜浜大津間廃止
  1969.11.1 全線廃止 
   1941 1949 1955 1960 1965 1968
 輸送人員(千人/日) 5.6 6.6 8.3 9.8 10.8 10.1
 輸送密度(千人/日) 2.0 2.0 2.2 2.7 3.4 3.2
 貨物輸送量(万t/年) 15.3 14.3 8.7 4.4 3.4 4.1
 営業係数 69 98 99 104 113 137
廃線跡
 膳所〜近江今津53.2km
 路線延長が長いため、とりあえず近江舞子〜北小松間を歩いてみた。ほとんどが自転車道となっているため、ルートはわかりやすいが鉄道の痕跡は見つけられない。帰りの湖西線車窓からも廃線跡の自転車道が見えていた。
 
2010.6 近江舞子〜北小松間
奥に湖西線の高架橋が見える
2010.6 北小松〜白髭間
2010.6 湖西線車窓より 比良〜近江舞子間
 

江若鉄道