ED77形

 軸重制限のためED75形が入線できない線区向けの機関車。量産交流電機では初めて、サイリスタ位相制御が採用された。車体は全長15,800mmで、軸配置はBo-2-Bo。台車はED76形と同じDT129系とTR103系。主電動機はMT52(1時間定格出力475kW)が4基。駆動は吊り掛け。制動はEL14-ASである。
 登場後は、おもに磐越西線で使用された。磐越西線の軌道強化により、ED75形が入線できるようになったため、1993年に消滅した。
 
1990.3 郡山駅 
○ED77-1
 ED77のトップナンバー。利府にある新幹線総合車両センターの一角で保存されていた。車両基地公開イベントの際に見ることができたが、公開を想定していないようで、案内は無く近づくこともできない。2019年頃に解体されたようである。
 
 2017.10 ED77-1:新幹線総合車両センター
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
ED77 901 1 新製 1965.11 1986.3 当初はED93
1-15 15 1967.5-70.4 1993.11
車両配置表

1968 1972 1975 1977 1980 1982 1985 1987 1990 1992
作並  1
福島 14 16 16 16 16 16 16 7 6 6