1978年に京都市電が全廃となった3年後、京都市初の地下鉄である烏丸線が開業した。1988年からは竹田駅で近鉄と相互直通運転を行っている。1997年に開業した東西線は、京阪京津線と一部重複しており、京津線の規格の影響を受けている。
烏丸線
 10系
 烏丸線開業時の車両で、先頭車20500mm、中間車20000mmのアルミ車体。WNドライブ駆動で、電機子チョッパ制御が採用された。当初は4両編成で、1988年に6両編成化されている。1・2次車は前面が額縁のようなデザインだったが、1988年の竹田延伸時に増備された3次車以降はデザインが変更になっている。
 2014年から、制御器をVVVFインバータとする機器更新が始まっている。
  
1986.8 1・2次車:京都駅? 
   
2017.6 1・2次車:竹田駅 2023.3 1-2次車:伊勢田駅 
 
2017.12 3-6次車:竹田駅 
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Mc>1101-、1801-
<M>1201-、1701-
01-09編成 120 1981.4 1-2次 
<T>1301-、1601- 1988.5-88.9
<Mc>1110-、1810-
<M>1210-、1710-
<T>1310-、1610-
10-20編成 1988.5-97.5 3-6次
 20系
 烏丸線開業時の車両を置換えるために登場したもので、烏丸線40年ぶりの新形式。車体はアルミニウム合金製。制御はVVVFインバータ(ハイブリッドSiC素子)である。

  2022.3.26 営業運転開始
  
2023.4 竹田駅
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Tc>2131-、2831-
<M>2231-、2331-
  、2631-、2731-
31編成 6 2021.12
東西線
 50系
 東西線開業時の車両で、京阪京津線と直通運転を行うため、全長16500mmで車体断面も小さい。ステンレス車体で、VVVFインバータ制御が採用されている。東西線は全駅にホームドアが設置されているため、車両基地見学に参加しないと写真を撮ることができない。
 
2018.10 醍醐車両基地
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Tc>5101-、5601-
<M>5201-、5301-
  、5401-、5501-
01-17編成 102 1997.9-04.8
年表

  1981.5.29 烏丸線:北大路〜京都間開業
  1988.6.11 烏丸線:京都〜竹田間延伸
  1997.5.22 烏丸線:国際会館〜竹田間13.7km全通
  1997.10.12 東西線:醍醐〜二条間開業
  2008.1.16 東西線:六地蔵〜太秦天神川間17.5km全通

京都市交通局・地下鉄