JR九州管内の、キハ20系、キハ45系や客車列車等を置換えるために登場したもの。車体は鋼製で、両開き3扉。全長は21,300mm。デザインは水戸岡さんが手がけており、登場時は「赤い快速」と呼ばれていた。機関は新潟鉄工所のDMF13HZA(出力450ps)。台車はボルスタレスのDT600・TR600系。制動は電気指令式である。片運がキハ200形、両運がキハ220形となっている。
 
2022.2 由布院〜南由布間 
新製車
 0・1000番台  
 1991年に、キハ200系で最初に登場したもので、座席は転換クロスシート。まず筑豊地区に投入され、次いで鹿児島、長崎に投入された。篠栗線電化後は、大分にも転入している。なお、事故車の代替として製造されたものは、5000番台に区分されている。
 当初は、長崎地区は青、その他は赤の塗装だったが、後に鹿児島地区は菜の花カラーとなった。また、ハウステンボスの専用塗装なども登場している。

  菜の花塗装(1995〜)
  ハウステンボス色(2011.2〜)
 
 2020.1 田主丸駅付近 2017.3 鹿児島中央駅
 
2020.7 岩松-大村間 2020.7 ハウステンボス塗装:大村駅
 形式 番号 両数  前歴  登場  消滅  備考
キハ200 1-6
1001-06
12 新製 1991.1-91.10 直方
7-10
1007-10
8 1992.4-92.6 鹿児島
11-15
1011-15
10 1994.1-94.2 長崎
  5007、5011 2 1994、2004 事故車代替
 100・1100番台  
 豊肥線向けに登場したワンマン対応車で、熊本地区に投入された。座席は0・1000番台と同じ転換クロスシート。登場から間もない1999年に、5両が筑豊地区へ転属した。
   
2001.8 博多駅  2016.6 熊本駅 
 形式 番号 両数  前歴  登場  消滅  備考
キハ200 101-105
1101-05
10 新製 1997.2-3
キハ220 1101-02 2 1997.3
 500・1500番台  
 1997年に香椎線向けに登場した、ロングシート車。2003年に、キハ200形は鹿児島、キハ220形は大分へ転属している。
 
2017.3 宇宿駅 
 形式 番号 両数  前歴  登場  消滅  備考
キハ200 501-503
1501-03
6 新製 1997.3
キハ220 1501-04 4 新製 1997.3
 200番台  
 2006年に、9年ぶりに増備されたもので、ワンマン対応の転換クロスシート車。行き先表示器が大型になっていることが特徴である。当初は大分に配置され、後に一部が長崎へ転属している。
 
2020.1 田主丸駅 2019.11 現川駅 
 形式 番号 両数  前歴  登場  消滅  備考
キハ220 201-212 12 新製 2006.6-09.8
改造車
 550・1550番台  
 0・1000番台をロングシート化改造したもの。長崎地区と鹿児島地区に投入されている。
2019.3 川棚駅
 形式 番台 両数  前歴  登場  消滅  備考
キハ200 550・1550番台 12 0・1000
番台
2014.3-
車両配置表

1992 1995 1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012 2015 2018 2020 2022
直方 12 12 22 27 11
大分 10 19 28 32 32 33 33 33 37
熊本 12 7 7 6 6 4 5 5 5 5 9
長崎 10 10 10 14 12 12 13 13 12 12 12
鹿児島 8 8 8 10 15 15 15 14 14 14 14 18

キハ200系