メキシコといえばマヤ文明が有名であるが、マヤより古い時代にもいくつもの文明が存在した。最も古いものはオルメカで、紀元前2000年とも紀元前1250年とも言われる。文字は見つかっておらず、現在残るのはオルメカ・ヘッドと呼ばれる謎の石像だけである。

メキシコ・チアパス州
 ラ・ベンタ遺跡公園 
 オルメカ文化のものと考えられる石像は、ビジャエルモサの街中に整備された野外公園で展示されている。1996年の大晦日にパレンケの遺跡を見学して、空港のあるビジャエルモサに宿泊したので、翌朝に遺跡公園を見学という作戦だった。しかし元日であったため公園はお休みで、入口のレプリカしか見ることができなかった。2017年にようやくリベンジを果たすことができた。
 お目当てのオルメカ・ヘッドは、写真では大きさがわかりにくいが、3mもある巨大なものである。アフリカ系のような顔立ちなのも謎を深めている。他にもさまざまな石像が展示してあって、1時間ほどで一周できた。
2017.9 オルメカ・ヘッド
2017.9 遺跡公園の石像 2017.9 遺跡公園の石像

オルメカ文化