北九州線(熊西-折尾4.4km)
 北九州線は、軌道でありながら門司港から折尾までを結ぶ大路線であったが、段階的に廃止されて最後は黒崎-折尾間のみとなっていた。この区間はほとんど専用軌道なので、鉄道線と変わらない。
  1914.6.25  九州電気軌道黒崎駅前〜折尾間開業(これにより門司〜折尾間全通)
  1942.9.21  合併により西鉄門司線となる
  1985.10.20 門司〜砂津間廃止
  1992.10.24 砂津〜黒崎駅前間廃止
  2000.11.26 全線廃止(黒崎駅前〜熊西間は第3種事業者として存続)

 折尾駅を出てすぐのところには立派なレンガ橋が残り、そこから先はグリーンベルトのように路盤が残されている。住宅地を貫く廃線跡は何か異様である。  
2009.2 折尾駅付近@ 2009.2 折尾〜折尾東口間A
2009.2 折尾東口駅跡B 2009.2 折尾東口〜陣の原間C
2009.2 陣の原〜皇后崎間D 2009.2 陣の原〜皇后崎間E
 宮地岳線(西鉄新宮〜津屋崎9.9km)
 ほとんどの区間は博多湾鉄道汽船の時代に開業したものである。貝塚駅で地下鉄と接続していて、直通運転化が長い間検討されていたが、未だに実現していない。

  1924.5.23 博多湾鉄道汽船新博多(のちの千鳥橋)〜和白間開業
  1925.7.1  和白〜宮地嶽間開業
  1929.8.16 全線電化
  1942.9.19 合併により九州電気軌道となる(42.9.22合併により西日本鉄道となる)
  1951.7.1  宮地嶽〜津屋崎間開業
  1979.2.11 千鳥橋〜貝塚間廃止
  2007.4.1  西鉄新宮〜津屋崎間廃止

 
1996.4 津屋崎付近 2009.9 西鉄福間-宮地岳間

西鉄北九州線・宮地岳線