700系で確立した居住性、安定性を保ちながら、スピードアップを目指して開発された車両。山陽新幹線区間では500系と同じ最高速度300km/hとし、さらに車体傾斜システムを搭載することで東海道新幹線区間の時間短縮を達成している。JR東海とJR西日本との共同開発で、後にJR九州も導入している。車体はアルミニウム合金製で、全長は先頭車27,350mm、中間車25,000mm。先頭形状は「エアロ・ダブルウイング」と呼ばれる。電動機出力は305kW。駆動はWNで、グリーン車はTDカルダン。制御はIGBT素子のVVVFインバータ、制動は電気指令式(回生併用)である。7000・8000番台は全車電動車の8両編成、その他は14M2Tの16両編成となっている。
 
2022.1 三島〜新富士間
JR東海
 9000番台  
 2005年3月に登場した、先行試作車のZ0編成。量産車の登場後は、量産化改造は行われず、試験車として運用された。2019年に引退し、3両がリニア・鉄道館で保存されている。
 番台 Tc
783
Tc
784
M
785
M
786
M
787
Ms
775
Ms
776
Ms
777
 前歴  登場  消滅
9000番台 1 1 1 1 1 1 1 1 新製 2005.3 2019.2
9200番台 1
9300番台 1
9400番台 1
9500番台 1 1 1
9600番台 1
9700番台 1
 0・2000番台  
 0番台は、JR東海が所有するN700系の量産車。1000番台の登場後、これと性能を合わせるために改造され、2000番台となっている。

  2007.7.1 営業運転開始
  2013.5  2000番台への改造開始
  2020.3.14 東海道新幹線がN700系に統一
 
2010.12 0番台:早川付近 2016.8 2000番台:小倉駅
 番台 Tc
783
Tc
784
M
785
M
786
M
787
Ms
775
Ms
776
Ms
777
 前歴  登場  消滅
 0番台 80 80 80 80 80 80 80 80 新製 2007.4-12.3 2015.7
200番台 80
300番台 80
400番台 80
500番台 80 80 80
600番台 80
700番台 80
2000番台 80 80 80 80 80 80 80 80 0番台 2013.5-15.7
2200番台 80
2300番台 80
2400番台 80
2500番台 80 80 80
2600番台 80
2700番台 80
 1000番台  
 東海道新幹線内で、最高速度を285km/hに引き上げた改良型。N700Aと呼ばれる。

  2013.2.8 営業運転開始
 
2016.6 熱海駅
 番台 Tc
783
Tc
784
M
785
M
786
M
787
Ms
775
Ms
776
Ms
777
 前歴  登場  消滅
1000番台 51 51 51 51 51 51 51 51 新製 2012.8-20.2
1200番台 51
1300番台 51
1400番台 51
1500番台 51 51 51
1600番台 51
1700番台 51
JR西日本
 3000・5000番台  
 JR西日本が所有する、N700系の量産車。JR東海の0番台と同様に、4000番台と性能を合わせる改造が行われ、5000番台となっている。

  2007.7.1 営業運転開始
  2013.10  5000番台への改造開始
   
2022.7 京都駅  2022.5 高砂付近
 番台 Tc
783
Tc
784
M
785
M
786
M
787
Ms
775
Ms
776
Ms
777
 前歴  登場  消滅
3000番台 16 16 16 16 16 16 16 16 新製 2007.6-10.2 2016.3
3200番台 16
3300番台 16
3400番台 16
3500番台 16 16 16
3600番台 16
3700番台 16
5000番台 16 16 16 16 16 16 16 16 3000番台 2013.10-16.3
5200番台 16
5300番台 16
5400番台 16
5500番台 16 16 16
5600番台 16
5700番台 16
 4000番台  
 JR東海の1000番台と同様に、東海道新幹線内で最高速度を285km/hに引き上げた改良型。N700Aと呼ばれる。

  2013.2.8 営業運転開始
 
2022.10 広島-東広島間
 番台 Tc
783
Tc
784
M
785
M
786
M
787
Ms
775
Ms
776
Ms
777
 前歴  登場  消滅
4000番台 24 24 24 24 24 24 24 24 新製 2013.11-20.2
4200番台 24
4300番台 24
4400番台 24
4500番台 24 24 24
4600番台 24
4700番台 24
 7000番台  
 山陽新幹線と九州新幹線との直通運転のために登場したもの。8両編成である。
 
2016.12 博多駅
 番台 Mc
781
Mc
782
M
786
M
787
Ms
788
Ms
766
 前歴  登場  消滅
7000番台 19 19 19 19 19 19 新製 2008.10-12.2
7500番台 19
7700番台 19
JR九州
 8000番台  
 九州新幹線全通時に、山陽新幹線乗入れのため導入したもの。JR西日本の7000番台と同仕様である。
 
2017.8 新鳥栖駅   2019.12 小倉駅
 番台 Mc
781
Mc
782
M
786
M
787
M
788
Ms
766
 前歴  登場  消滅  備考
8000番台 11 11 11 11 11 11 新製 2010.11-12.7    
8500番台 11
8700番台 11
車両配置表

2005 2008 2010 2012 2015 2018 2020 2022
東京・大阪 16 272 784 1296 1600 1920 2096 1744
博多 128 232 408 424 600 792 792
熊本 80 88 88 88 88
N700系