羽田空港へのアクセス路線として建設された、日本初の都市型モノレール。東京オリンピックに間に合わせて1964年9月に開業した。当初は日立グループだったが、2002年にJR東日本の傘下に入っている。開業時は、車体長10m級の100・200・300・350形が使用されていたが、500形以降は車体長15m級に大型化されている。
2021.7 天王洲アイル〜大井競馬場前間
車両
 500形  
 1969年に登場した15m級の鋼製車。2両が1ユニットで、連結して4両、6両編成となっていた。冷房化されることなく1991年に廃車となった。
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
500形 503-526 26 新造 1969- 1991.5
 600・700形
 開業時の小型車を置き換えるためのもので、アルミ車体となった。600形は非冷房で登場したが、700形は新製冷房車で、600形も1983年に冷房化された。800形は増結用の中間車である。1998年までに全車廃車となった。
1994.5
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
600形 601-618 18 新造 1977- 1997.9
700形 701-710、712 11 新造 1982-86 1998.8
800形 801-808 8 新造 1985-86 1998.8
 1000形  
 東京モノレールで初めて、6両固定編成が採用されたもの。歴代の形式の中で最大の両数である。2000年頃から新塗装に変更されている。
2017.2 登場時塗装(復刻):流通センター駅
2010.1 新塗装:大井競馬場前付近 2022.4 新塗装:大井競馬場前〜天王洲アイル間
 
2018.1 500形復刻塗装:大井競馬場前駅  2020.3 リニューアル塗装:国際線ターミナル駅
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
1000形 1001-1096 96 新造 1989.6-96.6
 2000形  
 残存していた700・800形の置き換えのために登場したもので、6両編成4本のみが製造された。東京モノレール初のVVVFインバータ制御が採用されている。2015年頃から新塗装車が登場している。
2017.1 旧塗装:大井競馬場前駅 2022.4 新塗装:大井競馬場前〜天王洲アイル間
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
2000形 2011-41F 24 新造 1997.7-02.4
 10000形  
 東京モノレールとして18年ぶりの新形式。居住性改善や環境負荷低減が図られている。
 
2020.3 国際線ターミナル駅  2024.11 開業時復刻塗装:整備場駅
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
10000形 10011-81F 48 新造 2015.1-21.3
形式別車両数
種類 形式 1972 1981 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020  備考
EC 100形 30
500形 26 26 26 24
600形 18 18 18 6
700・800形 10 18 18
1000形 12 90 96 96 96 84 60
2000形 18 24 24 24 24
10000形 18 42
年表

  1964.9.17 東京モノレール:モノレール浜松町〜羽田間13.1km開業
  1967.11.1 日立運輸東京モノレールと改称
  1981.4.13 子会社として東京モノレール(2代目)設立
  1981.5.1  東京モノレールに事業譲渡
  1993.9.27 整備場〜羽田空港間開業、16.9kmとなる
  2002.2.22 JR東日本の傘下となる
  2004.12.1 モノレール浜松町〜羽田空港第2ビル間17.8km全通

東京モノレール