モンブラン山群は、フランスとイタリアの国境付近で、アルプスの中でもいちばん西になる。針のように尖った山並みが特徴だが、そのなかでヨーロッパ最高峰のモンブランだけは、白く緩やかな山容である。

モンブラン山群
 モンブラン(4807、世界百名山)
 ミディの展望台では、初訪問の92年は8月なのに吹雪、2度目の94年もモンブラン山頂は見られず、3度目にしてようやく山頂をみることができた。右の写真は谷の反対側からの写真で、辛うじて山頂が見えているが陽が射していないので今一つである。
1999.7 エギュイユ・ディ・ミディより
 右奥の白い山がモンブラン、左手前の岩山はモンミディ(4465)
1994.2 ブレヴァンより
中央やや右がモンブラン、左の尖った山はエギュイユ・ディ・ミディ(3842)
 グランド・ジョラス(4208、世界百名山)
 この時の目玉は、ミディからヴァレーブランシュの氷河上をスキーで滑降したこと。標高差は3000m近くあり、すでにユングフラウ地区で3日間滑った後だったため、フラフラになりながら2時間以上かけて下った。上はスキーのスタート地点、左はゴール付近のもので、グランドジョラス北壁は、アルプス3大北壁の1つに数えられているだけあって迫力十分である。とくに左の写真は、モンタンヴェールの展望台までいってしまうと見づらくなるため、滑った人だけの特権である。 
1994.2 エギュイユ・ディ・ミディより
中央の雲に隠れているのがグランド・ジョラス、右端がダン・デュ・ジェアン(4013)、左端遠くに見えるのはグラン・コンバン(4314)で、その右肩のあたりに三角形のマッターホルンも見える。
1994.2 モンタンヴェール付近より
グランドジョラス北壁
1994.2 メール・ド・グラス氷河
山の名前はわからない
 エギュイユ・ヴェルト(4122)、エギュイユ・グレポン(3482)
 エギュイユ・プラン(3673)など
 シャモニ針峰群は、谷をはさんで反対側のブレヴァンから眺めると雰囲気が良くわかる。中でもヴェルトはグランドジョラスと並んで目立っていた。ヴェルトの手前にメール・ド・グラスから流れ下る氷河がある。 
1994.2 ブレヴァンより
中央がヴェルト、その左はおそらくエギュイユ・アルジャアンティエール(3900)
1994.2 ブレヴァンより
左写真からの続き、左からグレポン、カイマン・プランの針峰群
   グラン・パラディーソ(4061)?
1994.2 エギュイユ・ディ・ミディより
中央奥がヴェルトで、その右はレ・ドロワット(4000)手前にプランなどの針峰群が連なる、上右の写真を右真横から見たイメージになる
1994.2 エギュイユ・ディ・ミディより
グランド・ジョラスの右側に見えていたイタリア側の山並み
 グランシャルモ(2525)  
 この時は3回目のモンブラン地区訪問だったため、ハイキング中心で楽しんだ。プラ・ド・レギーユからモンタンヴェールまでの道のりは曇ってはいたが、アルペンローザなどの花々にも囲まれ気持ちがよかった。しかし翌日のアンデックスからラックブランへのハイキングは天気が悪く、どうしてもシャモニ地区との相性の悪さは続いているようである。
<プラ・ド・レギーユ15:30-フレート・デ・シャルモ-17:00モンタンヴェール>
<アンデックス11:00-12:00ラックブラン-ラックシュゼリー-15:00フレジュール>
1999.7 モンタンヴェール付近より 1999.7 ラックブランより
 ドリュ(3754)  エギュイユ・ベルベデーレ(2965)
1999.7 モンタンヴェール付近より 1999.7 プラン・ド・レギーユより
シャモニ谷の反対側、ブレヴァンやラックブランのある方向になる

ヨーロッパアルプス−モンブラン山群