国鉄真岡線が1988年4月に第三セクター化されたもの。最初の開業は1912年まで遡る歴史ある路線である。第三セクターとしては珍しいSL列車の運転が行われている。
2023.10 西田井〜北真岡間
気動車
 モオカ63形  
 真岡鐵道開業時の車両で、15m級の富士重工LE-CarUシリーズ。当初は10両で、1993年にイベント対応車が1両増備された。モオカ14形に置き換えられて2006年に消滅している。
モオカ63形
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
モオカ63形 631-6311 11 新造 1988.4-93.4 2006.12
 モオカ14形
 モオカ63形の置き換え用として登場したもので、富士重工業製の18m級NDC。富士重工業が鉄道車両から撤退したため、3号機以降は日本車両製造となった。モオカ63形とは塗装も大きく変わっている。
2018.5 ひぐち駅
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
モオカ14形 141-149 9 新造 2002.12-06.12
機関車
 C11・C12形
 C12-66は、国鉄川俣線の岩代川俣駅跡で保存されてたもの。1991年から復元が始まり、1994年にSL列車の運行が開始された。1998年には、2機目のSLとして、新潟県の水原町で保存されていたC11-325を復元。重連運行が行われたこともあるが、維持が難しくなり、2019年12月に最後の営業運転が行われた。その後、C11-325は東武鉄道へ譲渡。C12-66は引き続き真岡鐵道にて運行している。

  1994.3.27 C12-66による「SLもおか」運行開始
  1998.11.1 C11-325による運行開始
  2019.12.1 C11-325の最後の営業運転
2023.10 C12-66:北真岡〜西田井間
 
2018.5 C11-325:天矢場駅付近 2015.11 C12-66:下館駅 
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
C11形 325 1 国鉄C11形 1998.10
C12形 66 1 国鉄C12形 1994.2
 DD13・DE10形
 SL列車の回送などに使用するためのディーゼル機関車。当初はDD13形で、2004年にDE10形に置き換わっている。
2015.11 DE10:下館駅
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
DD13 1355 1 神奈川臨海DD554 1994.2 2004.11
DE10 1535 1 国鉄DE10形 2004.11
客車
 50系
 SL列車で使用される客車。もとはJRのレッドトレインで、塗装以外はほとんど変わっていない。
 
2023.10 北真岡〜西田井間
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
オハ50形 11、22 2 国鉄オハ50形 1994.2
オハフ50形 33 1 国鉄オハフ50形 1994.2
形式別車両数
種類 形式 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020  備考
DC モオカ63形 10 11 11 5
モオカ14形 6 9 9 9
SL C11形 1 1 1 1 1
C12形 1 1 1 1 1 1
DL DD13形 1 1
DE10形 1 1 1 1
PC 50系 3 3 3 3 3 3
年表

  1912.4.1  国鉄真岡軽便線下館〜真岡間開業
  1920.12.25 下館〜茂木間全通
  1987.10.12 真岡鐵道設立
  1988.4.11  JR真岡線下館〜茂木間41.9kmを引継ぎ開業

真岡鐵道