新エングラー体系ではアカザ目に含められていたが、APG分類体系では再編されてナデシコ目が誕生した。88属2000種の大きなグループである。
ナデシコ属
 カワラナデシコ
 日本でナデシコといえばこの花のことで、秋の七草の1つともなっている。
 2004.6 くじゅう野の花の郷
 タカネナデシコ
 平地のカワラナデシコより大型。群生しているととても目立つ花である。
 2003.8 高峰高原 雲上の丘
センノウ属
 センジュガンピ
 ナデシコの仲間らしい繊細な姿が印象的。白山では登山道脇に群落していた。
 2002.7 北岳 白根御池付近  2002.8 白山 砂防新道
タカネツメクサ属
 タカネツメクサ  エゾタカネツメクサ
 小さな花であるが、緑の少ない稜線上の礫地に群生するためよく目につく。岩場が似合う花である。
 2002.7 北岳 小太郎尾根  2003.7 大雪山 赤岳山頂付近
ハコベ属
 イワツメクサ  エゾイワツメクサ
 上のタカネツメクサとほとんど同じ場所によく咲いている。北海道には特産種があるのも同じなら、違いがよくわからないのもおなじである。
2002.7 北岳 小太郎尾根 2003.7 大雪山 赤岳山頂付近
ミミナグサ属 オオヤマフスマ属
 タカネミミナグサ   オオヤマフスマ
 低地のミミナグサの高山種。花弁に切れこみがあるので10枚に見える。  
2003.9 八方尾根 2004.6 入笠山

ナデシコ目 ナデシコ科