もとは国鉄越美南線で、福井県の越美北線と接続する計画であったが、県境を越えられなかった。1986年に第三セクターに転換している。
 
2023.10 深戸〜赤池間
車両
 ナガラ1形
 長良川鉄道開業時の車両で、富士重工業製のLE-CarU。全長15.5mでオールロングシートとなっている。ナガラ3・5形に置き換えられ、2014年に姿を消した。最後の1両が美濃市駅の側線で保存されていたが、2017年12月に訪問した際には姿を消していた。
 
1998.2 北濃駅  2016.7 ナガラ10:美濃市駅
 形式 番号 両数  前歴  登場  消滅  備考
ナガラ1形 1-12 12 新造 1986.12-87.9 2014.12
 ナガラ2形
 1994年に1両のみ製造されたもので、富士重工業製のLE-DC。全長は16.5m、長良川鉄道初のセミクロスシートとなった。2019年に、実質的に引退している。
 
2017.12 関駅車庫内
 形式 番号 両数  前歴  登場  消滅  備考
ナガラ2形 201 1 新造 1994.12 2022.2
 ナガラ3形
 ナガラ1形の置き換えのため、1998年に登場したもの。富士重工業製LE-DCで、ナガラ2形に似ているが座席配置や出力、塗装などが異なっている。車体は全長16.5mで、ロングシートの306以外はセミクロスシート。301・302の2両は、2016年に水戸岡氏デザインの観光列車「ながら」に改造された。

  1998.11.4 営業運転開始
  2016.4.27 観光列車「ながら」運行開始
 
2017.12 関市役所駅付近 2019.7 美濃太田駅付近
2023.10 深戸〜赤池間
 形式 番号 両数  前歴  登場  消滅  備考
ナガラ3形 301-307 7 新造 1998.10-01.9
 ナガラ500形
 残存していたナガラ1形を置き換えるために製造されたもので、新潟トランシス製。ナガラ3形に比べて側窓が大きいなどの違いがある。車体は全長17.0m。501・502はナガラ3形と同じエンジ色ベースだが、503は1形と同じ塗装になっている。2018年4月に、502は観光列車「川風号」となり、501は2019年3月に「ながてつチャギントン」ラッピングが施された。

  2007.3  営業運転開始
  2018.4.18 「川風号」運行開始
 
2016.7 関駅 2016.7 美濃市駅
 
2019.7 ながてつチャギントン:美濃太田付近 2019.7 川風号:美濃太田駅付近
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
ナガラ500形 501-503 3 新造 2007.3-09.12
 ナガラ600形
 ナガラ2形を置換えるためのもので、国鉄時代の急行「おくみの」をイメージして国鉄急行色風の塗装となった。長良川鉄道として初めて電気指令式ブレーキが採用されている。

  2022.4.3 営業運転開始
2023.10 赤池駅
 形式 番号 両数  前歴  登場  消滅  備考
ナガラ600形 601 1 新造 2022.3
 トロッコ列車
 1992年に登場したもので、機関車は保線用モーターカーを改造したもの、客車は旧国鉄の車掌車と無蓋貨車を改造したものである。2003年に脱線事故をおこし、そのまま客車は廃車、機関車は保線用機械として残されている。
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
NTB209形 209 1 保線用機械 1992.4
ながら3・5・7形 3001-02
5001-02
7001
5 ヨ8000等 1992.4 2005.12
形式別車両数
種類 形式 1987 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020  備考
DC ナガラ1形 10 12 12 8 5 1
ナガラ2形 1 1 1 1 1 1
ナガラ3形 4 7 7 7 7
ナガラ500形 3 3 3
DL NTB209形 1 1 1 1 1 1
PC ながら3・5・7形 5 5 5
年表

  1986.8.28 長良川鉄道設立
  1986.12.11 国鉄越美南線:美濃太田〜北濃間72.1kmを引継ぎ開業

長良川鉄道