福北ゆたか線電化の際に新たに登場した車両。815系の仕様変更車といえる。車体はアルミニウム合金製で、日立製作所のA-train。座席は、0・1000・1100番台は転換クロスシート、2000・3000番台はロングシート。台車はボルスタレスで、円錐積層ゴム式のDT404KとTR404K。主電動機はMT401KA(1時間定格出力150kW)。駆動はTDカルダン、制御はIGBT素子のVVVFインバータ、制動は電気指令式(回生併用)である。側面は白であったが、銀色に変更した車両も現れている。

  2001.10.6 福北ゆたか線電化、0番台の営業運転開始
  2003.8   1000番台の営業運転開始
  2009.3   0番台の福北ゆたか線運用無くなる
新製車
 0番台(500番台) 
 817系の1次車で、2両編成31本。うち19本は直方に配置されて福北ゆたか線、12本は南福岡に配置されて長崎・佐世保線に投入された。南福岡所属車は2005年3月に長崎へ転属。直方所属車も、1000番台以降の増備に伴い熊本などへ転出し、2009年に福北ゆたか線の運用がなくなっている。2021年以降、ロングシート化された車両は500番台に改番されている。
  
   
 2020.7 新鳥栖駅 2020.3 川内駅
2023.11 伊賀屋-佐賀間
 1000番台(1500番台) 
 2両編成14本で、全車福北ゆたか線に投入された。0番台に対し、主変圧器など一部の機器を変更している。2000番台の登場後、8本は熊本・鹿児島へ転出している。2021年以降、ロングシート化された車両は1500番台に改番されている。
  
2020.3 原町駅
 1100番台(1600番台) 
 行先表示器を大型化した1000番台のマイナーチェンジ車。2両編成4本のみで、全車福北ゆたか線に投入されている。2021年以降、ロングシート化された車両は1600番台に改番されている。
 
 
2019.7 1100番台:吉塚駅 2023.11 1600番台:原町-柚須間 
 2000番台 
 817系初のロングシート車で、2両編成7本。車体が白色になり、機器構成も見直されている。こちらも全車福北ゆたか線に投入されている。
 
2014.2 2000番台:柚須駅付近
 3000番台 
 817系初の3両編成で、11本。仕様は2000番台とほぼ同じである。全車鹿児島線に投入されている。
2016.9 3000番台:東郷駅
 番号 Mc
817
M
817
Tc
816
Tc
817
 前歴  登場  消滅  備考
1-19 19 19 新製 2001.8-9 2009.3
20-31 12 12 2001.8-9 南福岡配置
1001-1014 14 14  〃 2003.8-05.2
1101-1104 4 4 2007.3
2001-2007 7 7 2012.2
3001-3011 11 11 11 2012.2-15.3 南福岡配置
車両配置表

2002 2005 2008 2010 2012 2015 2018 2020 2022
南福岡 24 15 33 33 33 33
直方 38 38 38 36 36 36 34 34 30
長崎 24 24 24 24
佐世保 24 24 22 22
熊本 8 10 12 14 16 20 22 22
鹿児島 20 26 26 36 36 34 34 38

817系