E231系の改良型で、車体強度の向上などが図られている。通勤型と近郊型の共通形式で、通勤型は投入線区ごとに細かく番台が分けられているが、2000番台を除いて外観はほとんど同じである。車体はステンレス製で、衝撃吸収構造などを強化。台車はボルスタレス、軸梁式のDT71とTR255。主電動機はMT75(1時間定格出力140kW)。制御はIGBT素子のVVVFインバータ、制動は電気指令式(回生併用)で抑速ブレーキ・耐雪ブレーキ付きである。E231系に引き続き、列車情報管理システム「TIMS」を導入している。
2021.6 府中本町〜南多摩間
新製車
 0番台  
 最初に投入されたのが中央線で、1000番台以降とは前面の塗り分け方が異なる。10両貫通編成が42本、6+4両編成が16本と、6両編成12本、4両編成9本が製造され、201系をすべて置換えている。

  2006.12.26 中央線にて営業運転開始
  2007.11.5  青梅・五日市線向け6両編成の運用開始
  2010.10.14 201系の置き換え完了
2016.2 東京駅 2022.11 立川〜日野間
 番台 M
232
M
233
Tc
232
Tc
233
T
233
 前歴  登場  消滅  備考
 0番台 70 70 67 70 42 新製 2006.9-08.3  
200番台 70 70
400番台 42 42
500番台 28 25 42
600番台 25 25
 1000番台  
 京浜東北・根岸線の209系を置換えるために登場したもの。10両編成83本が製造されている。

  2007.12.22 京浜東北線にて営業運転開始
  2010.1.24  209系の置換え完了
2021.4 E233系:高輪ゲートウェイ駅
2015.11 川崎駅  2016.12 関内駅
 番号 M
232
M
233
Tc
232
Tc
233
T
233
 前歴  登場  消滅  備考
1001-1083 83 83 83 83 83 新製 2007.9-10.1
1201-1283 83 83 83
1401-1483 83 83
 2000番台  
 常磐緩行線における千代田線乗入れ運用の203系と207系900番台を置換えるために登場したもの。他の番台とは車体断面や前面デザインなどが大きく異なり、違う形式のようである。2011年までに10両編成18本が製造され、2017年にさらに1本製造されたことで、209系1000番台も置換えて、千代田線直通運用は本形式に統一されている。

  2009.9.9 常磐緩行線にて営業運転開始
  2011.9.26 203系・207系900番台の置換え完了
2015.10 金町駅
 番号 M
232
M
233
Tc
232
Tc
233
T
233
 前歴  登場  消滅  備考
2001-2019 19 19 19 19 19 新製 2009.5-17.3
2201-2219 19 19 19
2401-2419 19 19
 5000番台  
 京葉線の201系・205系等を置換えるために登場したもの。10両貫通編成20本と、6+4両編成4本が製造された。当初の予定より製造本数が1本少なくなり、209系500番台は置換えられなかった。

  2010.7.1 京葉線にて営業運転開始
  2011.7  201系・205系の置換え完了
2023.1 鎌取〜誉田間 2020.4 市川塩浜駅
 6000番台  
 横浜線の205系等を置換えるために登場したもの。8両編成28本が製造された。僅か半年ほどで横浜線はE233系に統一されている。

  2014.2.16 横浜線にて営業運転開始
  2014.8   205系の置換え完了
2016.2 大口駅
 番号 M
232
M
233
Tc
232
Tc
233
T
233
 前歴  登場  消滅  備考
6001-6028 28 28 28 28 28 新製 2014.1-8  
6201-6228 28
6401-6428 28 28
 7000番台  
 E233系はE231系の改良型で、車体強度の向上などが図られている。7000番台は、埼京線の205系等を置換えるために登場したもの。10両編成31本が製造された。2019年の相鉄線直通運転のため、7本が追加増備されている。

  2013.6.30 埼京線にて営業運転開始
  2014.3   予備車を除いて205系の置換え完了
  2019.11.30 相鉄との直通運転開始
2022.4 西大宮〜指扇間 2020.4 東雲駅
 番号 M
232
M
233
Tc
232
Tc
233
T
233
 前歴  登場  消滅  備考
7001-7038 38 38 38 38 38 新製 2013.3-19.6
7201-7238 38 38 38
7401-7438 38 38
 8000番台  
 南武線の205系・209系を置換えるために登場したもの。6両編成35本が製造された。1年強で205系を置換えたが、この段階では209系は1本だけ残っていた。

  2014.10.4 南武線にて営業運転開始
  2015.12  205系の置換え完了
2015.11 武蔵中原駅 2020.4 尻手駅
 番号 M
232
M
233
Tc
232
Tc
233
 前歴  登場  消滅  備考
8001-8035 35 35 35 35 新製 2014.7-15.12     
8201-8235 35 35
 3000番台  
 E233系の近郊区間向け車両。最初の配置は国府津で、東海道線に転入していたE217系の代替のため15両編成1本のみ登場し、2010年にも1本のみ増備。その後は田町、高崎に投入され、2015年までに国府津と小山へ集約された。最終的には、国府津に10両編成17本と5両編成21本、小山に10両編成16本と5両編成18本が配置されている。上野東京ライン、湘南新宿ラインを経由して接続しているが、国府津車と小山車とは運用が分かれている。

  2008.3.10 東海道線にて営業運転開始
  2012.9.1 高崎線の運用開始
  2013.3.16 宇都宮線の運用開始
  2015.3.14 湘南新宿ライン、上野東京ラインの運用開始
2018.3 新白岡駅
2017.1 鶴見駅  2022.1 茅ヶ崎〜平塚間
 番台 M
232
M
233
Tc
232
Tc
233
Ts
232
Ts
233
T
233
 前歴 登場  消滅  備考
3000番台 33 33 33 33 33 33 39 新製 2007.11-17.5
3200番台 2 33
3400番台 33 33
3500番台 39 39
3600番台 39 39
3800番台 31
改造車
 8500番台  
 南武線に1本だけ残っていた209系を置換えるため、E233系0番台を改造したもの。6両編成1本のみである。

  2017.3.15 南武線にて営業運転開始
2020.9 尻手駅
 番号 M
232
M
233
Tc
232
Tc
233
 前歴  登場  消滅  備考
8570 1 1 1 0番台 2017.2
8528     1  
8770 1 1
車両配置表

2008 2010 2012 2015 2018 2020 2022
豊田 688 688 688 688 682 682 692
さいたま 120 830 830 830 828 820 820
松戸 10 180 180 190 190 190
京葉 20 240 240 240 240 240
鎌倉 224 224 224 224
川越 310 310 380 380
中原 96 216 216 216
国府津 15 30 30 265 275 275 275
小山 250 250 250 250

E233系