南海電鉄のルーツの1つ、阪堺鉄道は、純粋な私鉄としては日本初のもので、1885年に開業した。南海鉄道、高野鉄道も19世紀の開業という歴史をもっている。黎明期はSLの独断上で、1907年から電化が始まった。戦時中に近畿日本鉄道に合併したが、戦後に再び分離している。戦後に合併した貴志川線は、2006年に和歌山鉄道へ事業譲渡された。なおこの他に、現在のJR阪和線が、1940年12月の阪和電気鉄道合併から1944年5月の国鉄買収まで南海鉄道の路線であった。
   
2022.3 紀ノ川〜和歌山市間
戦前・電化前
 蒸気機関車
 阪堺鉄道、南海鉄道、高野鉄道など、いずれも開業時は非電化だったため、数多くのSLが在籍した。ほとんどは電化が進展した1927年頃までには譲渡などにより消滅しており、保存車はない。
戦前・電化後
 旧南海鉄道
 旧南海の車両は、大幅な改番が何度も行われた他、木造車の鋼体化やM車電装解除などさまざまな改造があってとてもわかりにくい。電6・8形までは木造車で、簡易鋼体化されたものを除いて1963年までに消滅した。半鋼車は、18m車がモハ1201形、15m車がモハ1251形などと大きさごとに分かれ、それぞれ戦争をまたいで増備されている。この中で最後まで残ったのはモハ1201形の6両で、1995年まで活躍した。今も1両が加悦SL広場で保存されている。
   
1995.5 モハ1202:加悦SL広場
登場時 番号 1936改番後 両数 登場 消滅
電1形 1-24 モハニ551-552 24 1907 1938
電2形 101-112 クハ1861-63
クハ1825-31
12 1909 1969
電3形 151-160 モハ1041-43 10 1912 1948
電附1形 201-204 クハ1821-24 4 1914 1969
電4形 161-180 モハ1061-80
(モハ1031-37、1301-07)
20 1921.3 1968
電5形 113-124 モハ521-532
(クハ1835-36)
12 1921.9-21.10 1948
電6・8形 125-144 モハ701-716
(モハ1021-27)
20 1923.7-24.12 1963
モハ1201-39、45-49
クハ1901-19
クハ2851-52
65 1933.3-43.7 1995.4
モハ1251-83
モハ1321-23
クハ1861-65
クハユニ1851-56
38 1936-50 1972.1
モハ721-723
(クハ1818-20)
3 1943 1968?
クハユ1871-75 5 1943-49 1971.3
A1形 1 モワ1 1 1912 1945?
1形 1-6 ED5071-76 6 1916 1940?
1001形 1001-04 ED5101-04 4 1922 1955
1005形 1005-15 ED5105-15 11 1923-24 1973
1021形 1021-24 ED5121-31 15 1926-52 1976.3
 旧大阪高野・高野山・加太
 高野山電気鉄道は、開業時から半鋼車が導入され、戦後も1969年まで残っていた。その他の車両は戦後に他社へ譲渡されたものが多い。保存車は無い。
登場時 合併後 両数  登場  消滅  備考
大阪高野1-15 クハ1841-43 15 1912-21 1943
高野山デ101-108 モハ561-568 8 1928.6 1969.9
高野山デニ501-502 デニ501-502 2 1928.6 1963.10
加太デニホ10・デホ11 デニホ10・デホ11 2 1923-29 1950
加太デホ30-32 デホ30-32 3 1931-36 1948
加太デニホ51・デホ52 デニホ51・デホ52 2 1930-36 1950
加太ホフ101-103 クハ101-103 3 1938 1962
戦後の旧型車
 終戦直後
 モハ1501形は、国鉄モハ63系と同型の20m級割当車、他の3形式は戦災復旧車で15m級である。この他に、モハ2001形なども終戦直後まで増備されていた。いずれも保存車は無い。
 形式 番号 両数  登場  消滅  備考
モハ1501形
(クハ1951形)
1501-20
(1951-58)
20 1947-48 1968.10
モハ1051形 1051-57 7 1949-50 1971
モハ1831形 1831-44 14 1949-50 1973.8
クハ1891形 1891-96 6 1949 1971.9
 1521系
 南海最初の20m級4扉通勤車。21001系より後の登場だが、旧型車の機器を流用しているので吊掛け駆動である。当初は種車の違いから2形式に分かれていたが、昇圧改造時に1521系に統一された。1995年に消滅し、8両が弘南鉄道に譲渡されている。
  
1521系
 形式 番号 両数  登場  消滅  備考
モハ1521形
サハ3801形
クハ3901形
モハ2051形
1521-28
3801-08
(3901-08)
16 1959.7-60.7 1995.7 モハ1501形更新
2051-54
(1529-31)
(3909)
4 1961.12-62.2 1995.7 モハ2001形更新
 機関車
 ED5151形は東芝の戦時型標準機、ED5201は戦後になってからの新造機で、どちらも凸型。1984年の貨物輸送廃止により機関車の役目は無くなったが、ED5202は三岐鉄道に譲渡され、車籍が無くなった後も入換用で残されている。
  
2016.1 もとED5202:三岐鉄道譲渡後
 形式 番号 両数  登場  消滅  備考
ED5151形 5151-5153 3 1943-48 1978.3
ED5161形 5161-5162 2 1943 1952 もと国鉄ED403・404
ED5201形 5201-5204 4 1963.7 1984.7
新性能車
 21001・21201系
 21001系は、南海線特急向けの11001系に次ぐカルダン駆動車で、高野線向け。全車電動車で、ズームカーと呼ばれた。車体は、山岳区間へ直通するため17m級の2扉で、非貫通流線形。座席は一部を除いてクロスシートだったが、特急には使用されていない。制御は電動カム軸式(ACD)、制動は電磁直通(HSC-D)である。全車昇圧改造され、1990年代まで活躍した。大井川鉄道に4両、一畑電鉄に8両譲渡されている。
 一方、21201系は旧型車の機器を流用した吊掛け駆動車で、昇圧後は1両のみ電装解除されて貴志川線で使用されていた。

 1958.8  21001系営業運転開始
 1972-  冷房化改造、昇圧対応改造
 1997.11  最後の営業運転
2003.11 もと21001系:大井川鉄道譲渡後 2010.5 もと21001系:一畑電鉄譲渡後
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Mc>21001-
<M>21100-
21001-015F(奇) 32 1958.6-64.9 1997.11
<Mc>21201-
<T>21801-
21201F 4 1957 1986.8 モハ1251形機器流用
<譲渡>
 大井川鉄道(1994.4-、4両)
 一畑電鉄(1996.12-2017.2、8両)
 6000系
 高野線初の20m級として開発されたもの。車体は日本で3番目のオールステンレス製で、4扉片開き。登場時は無塗装だった。駆動はWN、制御はバーニア(VMC)、制動は電磁直通(HSC-D)である。増備の途中で1500V昇圧が決まったため、その後は複電圧車となり、初期車は昇圧改造された。その後も冷房化などさまざまな改造を受けながら、デビューから50年以上、1両の廃車も出ていなかった。2023年9月からは、登場時の復刻塗装車が運行されている。

 1962   登場
 1972   初期車の昇圧対応改造
 1985-  冷房化改造、車体更新
 1992-95 新塗装に変更
    
2017.5 新今宮駅  2022.11 我孫子前〜浅香山間
2023.12 登場時塗装:三国ヶ丘駅
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Mc>6001-
<Tc>6901-
<T>6801-
6001-35F(奇) 72 1962.12-69.7
 7000系
 南海線初のカルダン駆動のロングシート車。車体は全鋼製の20m級4扉片開き。駆動はWN、制御はバーニア(VMC)、制動は電磁直通(HSC-D)である。
 6000系と同じような経過を辿ったが、ステンレスでなかったため車体の傷みが早く、2015年までにすべて消滅している。みさき公園で2両のカットボディが保存されている。

 1963   登場
 1983-  冷房化改造、車体更新
 1992-94 新塗装に変更
 2015.10.3 最後の営業運転
2019.3 左:新塗装、右:旧塗装 みさき公園
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Mc>7001-
<Tc>7901-
<T>7801-
7001-55F(奇) 90 1963.10-68.10 2015.8
 6100・6300系
 6100系は、高野線平坦区間向け6000系の増備車で、側扉が片開きから両開きに変更された。車体はオールステンレス製の20m級4扉。駆動はWN、制御はバーニア(VMC)、制動は電磁直通(HSC-D)である。3次車からは新製冷房車となっている。1996年から始まった更新の際に、台車が変更されて形式も6300系に変わっている。

 1970   登場
 1993頃  新塗装に変更
 1996-2009 車体更新、6300系に変更
   
2017.8 6300系:天下茶屋駅
 形式 編成番号 両数 登場  消滅  備考
<Mc>6101-
<Tc>6951-
<T>6851-
6101-45F(奇) 76 1970.5-73.12 2009.9
<Mc>6301-、6351-
<M>6341-、6391-
<T>6401-、6441-、6451-
6301-06、11-12F 76 1996.12-09.9 6100系改造
<Mc>6321-、6371-
<T>6421-、6471-
6321-23、25F
<Mc>6331-
<Tc>6731-
6331-36F
 7100系
 南海線向け7000系の増備車で、6100系と同様に側扉が片開きから両開きに変更された。2次車から新製冷房車となったのも6100系と同様である。車体は全鋼製の20m級4扉片開き。駆動はWN、制御はバーニア(VMC)、制動は電磁直通(HSC-D)である。
 2016年から、加太線向けの車両が観光列車「めでたいでんしゃ」としてリニューアルされている。「さち」「かい」「なな」「かしら」の4本が登場している。

 1969   登場
 1979-82 冷房化改造
 1989-   車体更新
 1992.3-  新塗装に変更
 2016.4.29 観光列車「めでたいでんしゃ」運転開始
    
2017.5 新今宮駅  2024.9 旧標準色復刻塗装:春木駅
    
2019.3 めでたいでんしゃ「さち」:紀ノ川駅  2022.3 めでたいでんしゃ「かい」
:紀ノ川〜和歌山市間
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Mc>7101-
<Tc>7951-
<T>7851-
7101-97F(奇) 152 1969.8-73.10
 22001系
 高野線の山岳区間へ直通するズームカー21001系の増結用として登場したもので、前面は貫通型となったため角ズームと呼ばれる。車体は全鋼製の17m級2扉で、座席はロングシート。駆動は中空軸平行カルダン、制御は電動カム軸式(MMC)、制動は電磁直通(HSC-D)である。3次車は新製冷房車となっている。
 1994年から始まった更新修繕では、高野線向け2200系、支線向け2230系、貴志川線向け2270系の3種類に分かれ、残る8両は廃車となった。2200系と2230系は機器を除いてほぼ同仕様だが、2270系は前面が非貫通に変わっている。貴志川線が和歌山電鐡に移管されたことに伴い、2270系は和歌山電鐡に譲渡された。また、22001系として廃車になった内2両が熊本電鉄に譲渡されている。

 1969   登場
 1974-  冷房化改造
 1993-  新塗装に変更
 1994-95 更新工事、2200系・2230系・2270系となる
 2009.7.3 観光列車「天空」運転開始
    
2019.4 2200系:羽衣駅  2019.4 2200系「天空」:橋本駅
2005.2 2230系:汐見橋駅 2005.2 2270系:貴志川駅
   
2017.8 もと22001系:熊本電鉄譲渡後
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Mc>22001- 22001-031F(奇) 32 1969.10-72.6 1998.9
<Mc>2201-、2251- 2201-03F 6 1994.2-94.5 22001系更新
<Mc>2231-、2281- 2231-33F 6 1994.6-94.7 22001系更新
<Mc>2271-
<Tc>2701-
2271-76F 12 1994.12-95.10 2006.4 22001系更新
<譲渡>
 熊本電鉄(1998.12-2019.12、22001系2両)
 和歌山電鐵(2006.4-、2270系12両)
 6200系
 高野線平坦区間向け6100系の増備車で、コスト削減のため前面が切妻になった。6両編成6本、4両編成4本が製造されている。車体はオールステンレス製の20m級4扉。駆動はWN、制御はMMC、制動は電磁直通(HSC-D)である。
 2009年から、一部の車両がVVVFインバータ制御に更新された。また、チョッパ制御の8000系・8200系も、VVVF化改造等により全車編入されている。

 1974   登場
 1993-95 新塗装に変更
 2001   8000系編入
 2009-  VVVFインバータ制御化
 2013-15 8200系編入
 
2015.11 新今宮駅 2022.3 我孫子前〜浅香山間 
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Tc>6501-
<M>6201-
6501-19F(奇) 52 1974.11-85.8
6521F 6 2001.3 8000系改造
<Tc>6551-、6561-
<M>6251-、6261-、6271-
<T>6851-
6551-53F 18 2013.11-15.10 8200系改造
 3000系
 泉北高速鉄道で余剰となった3000系14両を譲り受けたもの。6200系と類似しているが、コスト削減のためセミステンレス製。また、50番台は、泉北時代に先頭車化改造されたもので、ライトが角形である。グループ会社とはいえ、大手私鉄が他社の余剰車を受け入れるという珍しい事例となった。南海線を中心に運用されている。

 2013.9 営業運転開始
    
2017.8 天下茶屋駅 2018.6 50番台:東羽衣駅
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Tc>3513-
<M>3021-
3513・15・17F 14 2013.9-13.10 もと泉北高速3000系
<Mc>3555- 3555F
チョッパ制御車
 8000・8200系
 8000系は、日本初の電機子チョッパ制御車、8200系は界磁チョッパ制御車で、試作的要素が強かったためどちらも少数の製造にとどまる。車体は8000系は6200系と同じであるが、8200系は切妻ではなく額縁形となった。
 部品確保の問題などから、8000系は2001年に抵抗制御に改造されて6200系20番台に改番、また8200系もVVVFインバータ制御に改造されて6200系50番台に改番されている。

 1975  登場
 1993-94 新塗装に変更
 2001  8000系を抵抗制御化、6200系に編入
 2015  8200系をVVVFインバータ制御化、6200系に編入
   
2017.5 もと8200系:新今宮駅
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Tc>8501-
<M>8001-
8501F 6 1975.6-81.6 2001.3 →6200系20番台
<Tc>8701-
<M>8201-
8701-05F(奇) 18 1982.3-85.8 2015.10 →6200系50番台
 9000系
 7100系以来の久しぶりの南海線向け通勤車。車体はオールステンレス製の20m級4扉で、登場時は緑帯だった。前面は額縁型だが、8200系とはややデザインが異なる。駆動はWN、制御は界磁チョッパ(VMC)、制動は電気指令式(MBS-R)である。6両編成2本、4両編成5本が製造されている。

 1985  登場
 1992-94 新塗装に変更
 2018-  リニューアル工事、VVVFインバータ制御に更新
    
2017.5 新今宮駅  2024.9 忠岡駅
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Tc>9501-
<M>9001-
9501-9513F(奇) 32 1985.3-88.3
VVVFインバータ制御車
 2000・2300系
 2000系は、21001系を置き換えるために登場した、高野線山岳区間直通向けのもの。車体はステンレス製の17m級2扉で、前面はFRP。制御は南海初のVVVFインバータで、駆動はTDカルダン、制動は電磁直通(HSC-R)である。4両編成9本、2両編成14本が製造されている。また、2300系は山岳区間折り返し運用のための2両編成ワンマン仕様車である。
 直通列車の減少により、2000系のうち24両は南海線系統に転出している。

 1990  登場
 2007.8  南海線運用開始
    
2015.11 2000系:新今宮駅  2019.4 2300系:橋本駅
 形式 編成番号 両数 登場  消滅  備考
<Mc>2001-、2051-
<M>2101-、2151-
2001-03、31-46、
 ,21-24F
64 1990.2-97.8
<Mc>2301-、2351- 2301-04F 8 2005.2-05.4
 1000系
 南海線、高野線共通の20m級通勤車として開発されたもの。車体はステンレス製で、前面はFRP。青とオレンジ帯の新塗装は、1000系で最初に採用された。駆動はWN、制御はVVVFインバータ(GTO素子/IGBT素子)、制動は電気指令式(MBSA)である。6両編成10本、4両編成1本、2両編成6本が製造されている。

 1992  登場
 2017-20  リニューアル工事
   
2017.8天下茶屋駅
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Mc>1001-
<Tc>1501-
<M>1101-、1301-
<T>1601
-、1801-
1001-10F 76 1992.2-01.11
<Mc>1031-
<Tc>1701-
1031-36F
<Mc>1051-
<Tc>1751-
<M>1151-
<T>1851-
1051F
 8000系
 南海線の7000系を置換えるために登場したもの。1000系をベースに、省エネルギー、省メンテナンス、バリアフリーなどに配慮された設計となっている。車体はステンレス製の20m級4扉で、前面はFRP。駆動はWN、制御はVVVFインバータ(IGBT素子)、制動は電気指令式(MBSA)である。

 2008.3.26 営業運転開始
    
2017.5 新今宮駅  2024.9 春木駅
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Mc>8001-、8101-
<T>8801-、8851-
8001-13F 52 2008.3-14.5
 8300系
 8000系の後継となるもの。車体はステンレス製の20m級4扉で、前面はFRPではなく鋼製になった。駆動はTDカルダン、制御はVVVFインバータ(IGBT素子/ハイブリッドSiC素子)、制動は電気指令式である。南海線だけでなく高野線にも配置されている。

 2015.10.8 南海線にて営業運転開始
 2019.11.22 高野線運用開始
   
2023.12 三国ヶ丘駅
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Mc>8301-、8401-
<T>8601-、8651-
8301-19F 110 2015.10-22.2
<Mc>8351-
<Tc>8701-
8701-17F
形式別車両数
種類 形式 1910 1940 1954 1964 1972 1981 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020
EC 木造 24 93 64 27
戦前半鋼 126 171 175 54
高野山 10 10 9
加太 10 3
1501形 20 20
11001系 47 47
1000系 24 24
21001系 28 36 33 32 32 28
22001系 28 32 32 32 10
2200系 22 24 24 12 12 12
1521系 20 20 20 18 18 18
6000系 12 72 72 72 72 72 72 72 72 72 54
6100系 56 76 76 76 76 40 22
6200系 34 50 52 52 52 58 58 70 76
6300系 36 54 76 76 76
7000系 15 90 90 90 90 90 90 90 64 22
7100系 64 152 152 152 152 140 114 114 114 62
8000系 6 6 6 6 6
8200系 12 18 18 18 18 18 6
9000系 4 32 32 32 32 32 32 32
1000系 46 66 76 76 76 76
2000系 4 20 64 70 72 72 72
3000系 14 14
8000系 16 52 52
8300系 68
事業用 9 8 8 6
SL 16
EL 28
年表

○阪堺鉄道
  1885.12.29 難波〜大和川間開業(838mm、蒸気)
  1888.5.15 難波〜堺間全通
  1897.12.15 1067mmに改軌
  1898.10.1 南海鉄道に事業譲渡

○南海鉄道
  1897.10.1 堺〜佐野(現・泉佐野)間開業
  1898.10.1 阪堺鉄道の事業を譲り受ける
  1900.10.26 天王寺支線:天下茶屋〜天王寺間2.4km開業
  1903.3.21 南海線:難波〜和歌山市間全通
  1907.8.21 南海線:難波〜浜寺公園間電化
  1907.11.11 天王寺支線電化
  1911.11.21 南海線:難波〜和歌山市間電化完成
  1919.10.25 高師浜線:羽衣〜高師浜間全通
  1922.9.6  大阪高野鉄道を合併
  1925.7.30 高野線:汐見橋〜高野山(現・高野下)間全通
  1942.3.1  加太電気鉄道を合併
  1944.5.31 多奈川線:南淡輪(現・みさき公園)〜多奈川間開業
  1944.6.1  合併により近畿日本鉄道となる
  1944.10.1 松江線:紀ノ川〜東松江間開業(貨物線)
  1947.6.1  旧南海鉄道の路線を大阪高野鉄道に事業譲渡

○加太軽便鉄道
  1912.6.16 和歌山口(のちの北島)〜加太間開業
  1914.9.23 和歌山口(現・和歌山市)〜加太間全通
  1930.12.1 全線電化
  1930.12.22 加太電気鉄道と改称
  1942.3.14 南海鉄道に合併

○高野鉄道
  1898.1.30 大小路(現・堺東)〜狭山間開業
  1900.9.3  道頓堀(現・汐見橋)〜長野(現・河内長野)間開業
  1907.11.15 高野登山鉄道に事業譲渡
  1912.10.10 全線電化
  1915.3.11 汐見橋〜橋本間全通
  1915.4.30 大阪高野鉄道と改称
  1922.9.6  南海鉄道に合併

○高野山電気鉄道
  1928.6.18 高野下〜神谷間開業
  1929.2.21 高野下〜極楽橋間全通
  1947.3.15 南海電気鉄道と改称
  1947.6.1  近畿日本鉄道から旧南海鉄道の路線を譲り受ける
  1950.7.25 松江線旅客営業開始
  1950.9.3  加太線:和歌山市〜北島間が不通となる
  1955.2.15 和歌山市〜北島間廃止、紀ノ川〜加太間が加太支線となる
  1956.5.6  和歌山港線:和歌山市〜和歌山港(現・築港町)間開業
  1966.12.1 北島支線:北島〜東松江間廃止
  1971.3.6  和歌山港線:和歌山市〜水軒間全通
  1973.10.10 600Vから1500Vに昇圧
  1984.11.18 天王寺支線:天下茶屋〜今池町間1.1km廃止
  1993.4.1  天王寺支線:今池町〜天王寺間1.2km廃止
  1994.6.15 空港線:泉佐野〜関西空港間8.8km開業

南海電気鉄道・一般車