南紀方面は、1965年から紀伊半島を一周する特急「くろしお」が運行されていたが、1978年の電車化に伴い系統分割されて「南紀」が登場している。

 1978.10.2 名古屋-紀伊勝浦間「南紀」運転開始
 1996.7.25 「ワイドビュー南紀」と改称
 2022.3.12 「ワイドビュー」の愛称廃止
キハ82系
 1960年に登場した、日本初の特急型気動車。初期車の先頭はブルドックと呼ばれたキハ81形で、1961年から量産されたキハ82形は貫通先頭車となっている。最高運転速度は100km/h。1967年までに384両製造、全国に特急網を広げる立役者となった。
 JR東海の特急「ひだ」「南紀」は、JR発足時に残っていた唯一の定期運用であった。キハ85系に置き換えられて、1992年までに定期運用終了。1995年にさよなら運転を行った。

  1978.10.2 特急「南紀」運転開始
  1990.3.9 「ホームライナーみえ」定期運用終了
  1992.3.13 「南紀」定期運用終了
  1995.1.21 最後の営業運転
1989.7 「南紀」:松阪駅
キハ85系
 特急「ひだ」「南紀」のキハ82系を置き換える目的で、1989年に登場した形式。車体はステンレス製で、全長は非貫通先頭車21,600mm、その他21,300mm。機関はカミンズ製を採用。制動は気動車では初の電気指令式である。最高運転速度は120km/h。80両が製造された。
 登場時は、0番台が特急「ひだ」向け、200・300番台が特急「南紀」向けであった。現在は、編成組替えが行われ、0番台と200番台は混結されている。2022年からHC85系への置き換えが始まり、2023年7月に運用を終えている。

  1992.3.14 特急「南紀」運用開始
  2023.6.30 「南紀」定期運用終了
  2023.7.9  最後の営業運転
2014.4 「南紀」:名古屋駅
HC85系

南紀